Yukiharu YABUKI の tDiary
このtDiaryを検索します。
2009-03-03 [長年日記]
_ 知らない人からモノをうけとってはいけません。
という意味の通達を最近受け取った。理由としては反社会的勢力から「意図的に身元を明らかにせずに郵便物や荷物の送付」がなされて、「開封したことにより、因縁をつけられて金品の要求」があり得るとのこと。恐ろしい話である。
_ ramfs
各位、嘘書いてたら、yabuki あっと netfort.gr.jpへ教えてもらえると助かります。私の作業事情が許す限り、すみやかに訂正したいと思います。
ramfs を /dev/ram0 をつかって、 mount したくなる気持ちはわかりますが、/dev/ram0は、カーネルの.config*1
CONFIG_BLK_DEV_RAM=y CONFIG_BLK_DEV_RAM_COUNT=16 CONFIG_BLK_DEV_RAM_SIZE=8192で作成される、ramdiskで、(http://staff.aist.go.jp/k.suzaki/RAMDISK_Linux/index.html)に述べられている方法で、利用するものです。
また、 /usr/src/linux-source-2.6.26/Documentation/devices.txt のram0で検索してみると
1 block RAM disk 0 = /dev/ram0 First RAM disk 1 = /dev/ram1 Second RAM disk ... 250 = /dev/initrd Initial RAM disk {2.6} Older kernels had /dev/ramdisk (1, 1) here. /dev/initrd refers to a RAM disk which was preloaded by the boot loader; newer kernels use /dev/ram0 for the initrd.とあるのに気がつくでしょう。
ramfsは、(http://www.linux.or.jp/JF/JFdocs/kernel-docs-2.6/filesystems/ramfs-rootfs-initramfs.txt.html)で言及されているものであり、原理からいうとデバイスに依存しているわけではないことに気がつくと思います。
ということで、ramfsをmountする作法としては、
mount -t ramfs none /mountpoint/hogeがよいのではないかと思うのですが。
ようするに、ramdiskとramfsは、似ていますが違うモノだということです。
*1 現時点での、Debian GNU/Linux なら /boot/config-2.6.27-1-686 とかにある
2009-03-04 [長年日記]
_ kernelに付属のgen_init_cpio
cpioのmanで使われているfind + cpioだとinitrdを作るときにまずい場合があるとJFのドキュメントには書いてある。そこで、gen_init_cpioなのだという。
yabuki@yelona:~$ /usr/src/linux-source-2.6.27/usr/gen_init_cpio Usage:
/usr/src/linux-source-2.6.27/usr/gen_init_cpio <cpio_list>
<cpio_list> is a file containing newline separated entries that describe the files to be included in the initramfs archive:
# a comment
file <name> <location> <mode> <uid> <gid> [<hard links>] dir <name> <mode> <uid> <gid>
nod <name> <mode> <uid> <gid> <dev_type> <maj> <min> slink <name> <target> <mode> <uid> <gid> pipe <name> <mode> <uid> <gid>
sock <name> <mode> <uid> <gid><name> name of the file/dir/nod/etc in the archive <location> location of the file in the current filesystem
<target> link target <mode> mode/permissions of the file <uid> user id (0=root) <gid> group id (0=root) <dev_type> device type (b=block, c=character) <maj> major number of nod <min> minor number of nod<hard links> space separated list of other links to file
# A simple initramfs dir /dev 0755 0 0 nod /dev/console 0600 0 0 c 5 1 dir /root 0700 0 0 dir /sbin 0755 0 0 file /sbin/kinit /usr/src/klibc/kinit/kinit 0755 0 0 yabuki@yelona:~$
_ 端末で、相手が何をやっているか確認する方法
screenを使う方法は、両方からの入力があるときに便利だけど、ほんとうに「見ているだけ」の場合には、man 1 script に載っている方法が簡単でよい。
おまけに、mkfifoコマンドを活用する方法も覚えることができる。
mkfifo /tmp/hoge; script -f /tmp/hogeと入力して、別の端末から、
cat /tmp/hogeとすると、相手のやっていることがみえる。ただ、場合によってはエスケープシーケンスが見えることがある。
2009-03-07 [長年日記]
_ ミーティング
会社創立の時に手伝ってくれた、中小企業診断士の方と、役員があつまって事業計画を作る前段階のミーティングを行う。本来は関係者全員をあつめて意思統一をするのが良いが諸事情で今回はこのメンバーで開催した。
まず堪えた言葉は、「じぶんでこんな会社だ。と表現しない限り、まわりは勝手に、その会社のことを定義する」と言い切られたことだ。そこから、自社を表現する重要性について腑に落ちる言葉にしてもらった。
社長の思いとして言葉にできてなかった所を言葉にしたり、現状と目標との差をはかったり、(直接は景気後退の要因とは関係ないように見える)事業環境の変化に驚いたりと、有用な時間であった。
現時点で、会社として価値判断の基準を詰めていく、コストに入る区分は何か、投資に入る部分は何か。などなど
終わって帰った19:00ぐらいから、22:30ぐらいまで仮眠してしまった。熱く語るには「体力の区分である持久力」が必要だと思い知った。次は5月か6月に予定して関係者の時間を調整する。次回からはBS*1,PL*2,CF*3を用意すること。
2009-03-08 [長年日記]
_ 旬の食材
定義としては知っているが、自分の中でよく判っていないモノに旬の食材がある。インターネットで調べれば3月は春キャベツが旬の食材だとわかるが、これって日本の津々浦々で同じなわけないような気もする。流通が発達しているから均一だと見なしていいのかすら判らない。
ちなみに、神戸の肝胆亭にてお昼に食べた料理を思い出すと、旬な食材をいっぱい使っていました。春キャベツ、アスパラガスや、菜の花、デザートは4月の食材であるグレープフルーツを使ったりと、料理人さんはちゃんと旬をチェックしている店もあるんですね。
_ lzmaまたは、xz拡張子
語句削除開始(http://www.jmuk.org/diary/2009/03/08/0)で、圧縮率が高いlzmaについての話。新しい tar でオプションに入ったとのこと。
bz2よりは、こちらが配布ではメインになるかも。Debian GNU/Linux Lenny にも、lzmaコマンドはある。でもなにも指示せずに圧縮すると拡張子は.lzmaです。語句削除完了
2009.03.09追加。(http://www.jmuk.org/diary/2009/03/08/1)で、lzmaとxzは別物だ。とのこと。
_ 高速起動のLinux
xandrosの「presto」(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2009/0305/demo04.htm)
他にも何社か、高速起動にとりくんでいらっしゃる。基本的ななアイディアとしては、カーネルブートでプローブを少なくして、カーネル中に起動済みのメモリーイメージを記憶デバイスから高速にメモリに展開する処理を入れることだろうとまでは予想するがどこまであたっているかは質問してみないとわからない。
2009-03-09 [長年日記]
_ オープンソースの作り方
(http://producingoss.com/ja/setting-tone.html#code-review)このレビューの習慣は、べつにオープンソースじゃなくても必要かと。
_ GPSデータロガー
加速度センサーがついていたり、ジャイロがついていたりするGPSデータロガーもあるのですね。(http://www.grid.co.jp/direct/direct361.htm)
_ 会社のWeb Pageを更新
gitで、静的Web Pageを管理。一台のマシンに閉じているので全くgitの良さを享受していない。svnで十分なんだけどgitを簡単に覚えてもらうときにはちょうどいいかもね。とおもってやっている。
会社のWeb Pageの内容変更自体は、開発に関わった製品の説明とか入れてみた。いまは朝の5:09。今日も長い日になりそうだ。
2009-03-10 [長年日記]
_ jffs2のイメージをマウントする。
jffs2のイメージは、MTDデバイスである必要があるので、(http://pecos.myhome.cx/wordpress/?p=267)にあるように、2つのカーネルモジュールが必要です。それは、mtdram モジュールとmtdblockモジュールです。
Debian GNU/Linux Etch では、前述の例のとおりにする必要はない。modprobe mtdramをしたあとに、modprobe mtdblock をすると/dev/にデバイスが見える様になる。
あとは、ddでイメージを書いてやれば、jffs2のイメージを見ることができるようになる。以下のような作業手順だ。
modprobe mtdram modprobe mtdblock ls -la /dev/mtdblock0 でデバイスができているのを確認 yelona:~# ls -la /dev/mtdblock0 brw-rw---- 1 root disk 31, 0 2009-03-10 20:58 /dev/mtdblock0 で、dd if=/hoge/fuga/image of=/dev/mtdblock0 最後に、mount -t jffs2 /dev/mtdblock0 /mnt とすると、中身が見えます。
カーネルのCONFIG_MTDRAM_TOTAL_SIZEとCONFIG_MTDRAM_ERASE_SIZEが、mtdram.koの初期値は、/boot/config*で確認できる。私の環境では、下記のようであった。単位はmtdram.cをみると判るがKiBである。
CONFIG_MTDRAM_TOTAL_SIZE=4096 CONFIG_MTDRAM_ERASE_SIZE=128
上記の値を変更したい場合は、mtdram.cにあるモジュールパラメータを確認して指定するのがよい。今のところは上記のサイトそのままだけどね
2009-03-11 [長年日記]
_ ハードウェアをチェックする(a.k.a ハックする)には
別の世界を持った人と話をすると、びっくりすることがある。
ハードウェアのパーツで、個人で入手しにくいモノは、製品をばらして部品取りする。個人で買えないなら余分な部品がついていても、欲しいモノがあるなら大丈夫だとのこと。
どうやって欲しい部品が入手できるか?。勘だとのこと。まあ、中身の想像がなんとなく付けば、使われている部品も判るんだそうだ。まあ、我々ソフトウェアエンジニアでも、そういうことあるけど....。ちなみに、合い言葉は外れても、泣かない。だそうです。
通電テスターは、ちゃんと電圧をかけて計るテスターを使え
多層基板の通電をしらべて、回路図を作る。つまり公表されているデータシートから片方の足は判るから、片っ端から端点を調べるのだという。
このとき、トランジスタ(片方向にしか電気が流れない部品)をちゃんと動かすためにも、電圧をかけておかないと正しい回路を見つけることができないという。
こうやって製品の回路を勉強することで、ソフトウェアエンジニアがソースコードを読むのと同じように技能を高められるという。とはいえ、その技術が法律などで守られている場合があるので、利用する時には特許情報などを調べたり、専門家への相談は必要に応じて実施するのが良いと思います。
2009-03-12 [長年日記]
_ 引っ越し準備
まず、そもそもの引っ越しする目的である目標のために活動をする。その後、平日の昼間しかできないことを順番にやっていったらあっという間に夕方に。
インターネットで全部やりたかったけど、関西電力の引っ越しに関係するページで firefox でうまく遷移しないページがあり諦めて、電話で手続き。ガスもついでに
_ IRCのnick nameの衝突
IRCでスプリットが発生して、スプリットが解消したあとに、同じニックネームがあったらどうなるのかとか気にならないですか?
(http://www.tokio.ne.jp/~rankuma/10.html)によると、オペレータにより両成敗されてしまうようです。
上記の機能を悪意をもって、相手をはじき出すために利用されることが想定できるなら、辰巳氏が(http://member.wide.ad.jp/draft/wide-draft-irc-ircd211-newfeatures-00.txt)が「2. 問題回避に使用されるUnique ID」で書いている解決策を検討するのが良いと考える。
2009-03-23 [長年日記]
_ lenny に入っている wireshark 1.0.2
ありがたいことに、TCPのシーケンスフロー図が出力できたり、ラウンドトリップタイム、スループットや時間が経過する毎シーケンス番号のグラフが表示できたりとパワーアップしている。すげー
_ 11nでのusb wireless network adapter
は、rt2870らしい。(http://www.ralinktech.com/ralink/Home/Support/Linux.html)がubuntuで動いている様なので、Debianでも動きそう。参考URL(http://forums.debian.net/viewtopic.php?t=35654) Debianでもrt2760のパッケージはあるようです。買って置いてあるので、そのうち楽しめる時間ができたらいいなあ
_ 法テラス
せっかく用意してくれているのだから、どんどん使わないと。法律を身近に。(http://www.houterasu.or.jp/)
大阪だと、裁判所の近く、西天満(大阪弁護士会館B1F)にあるとのこと。(http://www.houterasu.or.jp/osaka/access/oosaka.htm)
_ ftp プロトコルの passive mode にまつわる誤解
(http://katsu.watanabe.name/doc/ftp/aboutpassive.html)3者でファイルのやり取りをするためで、コントロールコネクションとデータコネクションが分かれているのには理由があるという話
_ Lenovo IdeaPad S9e netbook
Debianでの対応を書いてくれている(英文)(http://www.hermann-uwe.de/blog/using-debian-gnu-linux-on-the-lenovo-ideapad-s9e-netbook)
_ ハードディスクのミラーリングをしてくれる機器
裸族の2世代住宅よりも、 の方が安価だが、簡単にハードディスクの脱着ができないので、ハードディスクのエージングを裸族の2世代住宅でしてから実戦投入するのがよろしいかと。
HDDの故障率がバスタブ曲線で壊れるという前提での話です。初期不良は出てもらった方がデータを失う可能性が減ってうれしい
2009-03-24 [長年日記]
_ kernel 2.6.29
11nでのusb wireless network adapterで触れている11nのusb wireless network adapterだが、(http://kernelnewbies.org/Linux_2_6_29)によると、カーネルにマージされた模様だ。ファームまでは入っているかは確認してない。
ちなみに、今回は、いつものペンギンじゃなくてタスマニアンデビルが起動時のlogとして出てくる。The kernel gets a new logo(http://lwn.net/Articles/323966/)
_ memo:UNIX version 7 on PDP-11 on simh
PDP-11をsimhでエミュレートして UNIX version 7を動かす試み。(http://web.kyoto-inet.or.jp/people/m-ito/simh/simh.html)
いまのLinuxでは有効じゃないけども、#で文字をDELしたり、ログインを大文字ですると、パスワードも大文字になるとかを体験したり、UNIXプログラミング環境 (海外ブックス)(Brian W.Kernighan/Rob Pike/石田 晴久)を現代に置き換えずに試してみたい人にはいいのかも。
2009-03-25 [長年日記]
_ freemind と vym
Debian GNU/Linux lenny に収録されている freemind は version 7.0.1である。残念ながらこのバージョンでは、作成した mindmap を画像にして出力することができない。そこで、vym というC++で書かれた mindmap を取り扱うクライアントが拡張子mmの mindmap のファイルをインポートできる。私が実験した限りでは日本語もそのままいけていた。
ちなみに、freemindで font をデフォルトのseifからVLゴシックなどに指定しておかないと、うまく日本語が表示されないと思います。デフォルトの設定をやっておけばいいのだとは思いますけど
で、vymでインポートした結果を画像にしてしまえばhappyだと思う。一つ注意点は、詳しく調べてないのであれだが、autosaveの関係かimportした拡張子mmのファイルは、消されてしまうと思うので、cp で/tmpにコピーしたのを読み込むなどの手段を取るとよいでしょう
一つ残念なのは、freemind から vym にはデータ移行できるのに逆はできないこと。試用してみて元の環境に戻ることができる環境でないと、そもそも移行しようと思わないってのは他のWeb Pageで見たなあ。
mindmap や周辺関係については、(http://www.naney.org/diki/dk/マインドマップ.html)が同じような利用形態であるので、私には参考になる。
20090405追加FreemindのFAQ (http://freemind.sourceforge.net/wiki/index.php/Asked_Questions)
_ x-kernel
1990年代前半に、OSに高速ネットワーク機能を実装するためのフレームワークを提供していた。(http://www.cs.princeton.edu/xkernel/bibliography.html)
tcp vegasの論文の内容からは、このx-kernelがあったおかげで色々と実験と計測ができて、通信の高速化に寄与したと読み取れる。
_ memo:世界のシマノ、成長を支えるイノベーション --- 自転車部品もハイテクの時代へ
関西の堺にあるシマノは、釣り具だけでなく自転車の部品も作っている。その中でDura-Aceと呼ばれるグレードの自転車の駆動部品に関するニューズウィークのレポート。(http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20090324/189891/)