Yukiharu YABUKI の tDiary
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2013-08-16 [長年日記]
_ [Debian][LaTeX] Wheezy で TexLive 環境を作って、そこでのつれづれに書きとめる
ようやくメイン環境を、Debian GNU/Linux Wheezy の TexLive に乗り換えて、既存の(La)TeX環境から移行中、気がついていることをランダムにメモっておく
一番、嬉しいことは utf-8 で、LaTeX のソースコードを書いてコンパイルできる。ということだ。OSのエンコード環境そのままで、LaTeX のソースコードを書いて、Type Set できる。これは良い点があるが、既存のJISまたは、EUCコードで書いた LaTeX 資産を持っている人には、変換の手間や、変更箇所が多すぎて、変換するのに実際的でない人もいるだろう。私の場合、具体的には 履歴書を LaTeX で作成する rireki という LaTeX のソースコードを使っている。これは、もともと EUC-JP で使っていた。これを EUC-JP から UTF-8 に変換する*1のは、LaTeX ファイル 2行変更し、再コンパイルするのに、変更箇所をチェックして直すのに時間が掛かりそうだったので、platex --kanji=euc rireki.tex
で、再コンパイルし、dvipdfmx コマンドを使い、pdf に変換し、思い通りの結果になっていることを確認した。
slashbox.sty が、なくなっているのを、apt-file update && apt-file search slashbox.sty コマンドで確認した。どうしても必要なら、LaTeX のマクロライブラリを集積しているCTANからや、TeX FAQ の slashbox (http://www.tex.ac.uk/cgi-bin/texfaq2html?label=slashbox) などから取ってくるのが良さそうだ。
YaTeX(野鳥)で、どのエンコードを指定するのが良いかは、時間とのトレードオフだ。EUC-JPじゃなく、システムワイドのUTF-8に合わせるのが良いのだろうが、既存の文書もあり、悩み所である。
直接の関係は、薄いが Emacs の flyspell mode が、ja_JP がねーぞ。と怒るので ~/.aspell.conf に、lang en_US などとスペルチェッカーの言語を指定するのが良いというのは、(http://sky-y.hatenablog.jp/entry/20091229/1262106336)を参照した。"Error: No word lists can be found for the language "ja_JP""というエラーメッセージが、検索する時に助かりました。
pdfplatex
pdflatex というコマンドがある。が、TeXworks には、pdfplatex コマンドが存在しているようだ。2013年3月19日 (火) UbuntuやDebianのTeXworksを使いやすくするを読むと、UbuntuやDebianの環境でも 文字コードを決めうちして dvipdfmx を実行するスクリプトでエミュレーションするアイディアが書いてある。
kcc -c
で文字コードの推定をさせるともうちょいインテリジェントにできるのかも
*1 パッと考えただけでは、本体とstyファイルをutf8にしたらいいのかも知れないけど