]
トップ 最新 追記

Yukiharu YABUKI の tDiary



このtDiaryを検索します。

2008-10-01 本日から衣更え [長年日記]

_ 出版社へ要望をだしてみた。

Linuxスーパーユーザハンドブック Technical Handbook (Technical Handbook Series)(吉田 智彦/関根 達夫) を手元において見ているのだが、2005年05月30日初版出版で改定がなされていない。これは残念なことなので出版社のサイトから、問い合わせというか改定版の予定はありますか? という内容のことを書いてみた。良いと思ったら続きが欲しくなるのは人情ですよね。

_ UBIFS - UBI File-system

Linux 2.6.27-rc8 Kernel Released となり、UBIFS がカーネルに入ったのを知った。このファイルシステムを使えば、Eee-PCなどのフラッシュメモリを使うPCたちへの福音となるのだろうか。(http://www.linux-mtd.infradead.org/doc/ubifs.html)

私は知らなかったですが、サードパーティが大容量のDドライブをだしてきているのですね。

フラッシュの耐久性が、いわゆるCドライブなら10万回で、いわゆるDドライブなら1万回など、異なる書き込み回数性能や、I/O速度の差があるような環境で、どうしたら快適に過ごせるかというのは一般的な組み込み案件でもありそうな話である。

_ Emacs が daemon へ

Emacsはdaemonとなりて、各emacsクライアントから繋ぎにくるスタイルが早いということが判明したそうです。ネタもとはこちら(http://blog.orebokech.com/2008/09/emacs-now-with-built-in-daemon.html)

_ grubの初期設定は、/etc/default/grubを見よ。

先日インストールした Debian GNU/Linux Lenny の話である。初期に導入されるカーネルのコンパイルが、コンパイルされた gcc のバージョンは、lenny に含まれているバージョンが異なっている。そのためカーネルのモジュールを後からコンパイルしていれる時に、不安なので、カーネルを手元でコンパイルしなおして、

yabuki@yelona:~$ cat /proc/version 
Linux version 2.6.26 (2.6.26) (root@yelona) (gcc version 4.3.1 (Debian 4.3.1-9) ) #1 SMP Sun Sep 28 19:48:41 JST 2008
としている。この際、grub-updateで既存の Debian の吊しカーネルと同居させているのであるが、make-kpkgの時に --initrd と kernel-image ぐらいしか指定しなかったので、gurbのメニュー上では、Debianの吊しカーネルが先に表示されて、ブートしてくる。

X200がs2diskを実行すると、リブートしてくるのもあって、grubの初期設定を替えたくなったので lenny での御作法をしらべてみた。

yabuki@yelona:~$ dpkg -l grub*
要望=(U)不明/(I)インストール/(R)削除/(P)完全削除/(H)維持
| 状態=(N)無/(I)インストール済/(C)設定/(U)展開/(F)設定失敗/(H)半インストール/(W)トリガ待ち/(T)トリガ保留
|/ エラー?=(空欄)無/(H)維持/(R)要再インストール/X=両方(状態,エラーの大文字=異常)
||/ 名前             バージョン    説明
+++-==================-==================-====================================================
un  grub               <なし>           (説明 (description) がありません)
ii  grub-common        1.96+20080724-10   GRand Unified Bootloader, version 2 (common files)
un  grub-efi           <なし>           (説明 (description) がありません)
un  grub-ieee1275      <なし>           (説明 (description) がありません)
un  grub-linuxbios     <なし>           (説明 (description) がありません)
ii  grub-pc            1.96+20080724-10   GRand Unified Bootloader, version 2 (PC/BIOS version
un  grub2              <なし>           (説明 (description) がありません)
結果からいうと、/etc/default/grub を編集してから、update-gurbをするのが良い。
yabuki@yelona:~$ cat /etc/default/grub 
# This file is sourced by update-grub, and its variables are propagated
# to its children in /etc/grub.d/
GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX=
 
# Uncomment to disable graphical terminal (grub-pc only)
#GRUB_TERMINAL=console
 
# Uncomment if you don't want GRUB to pass "root=UUID=xxx" parameter to Linux
#GRUB_DISABLE_LINUX_UUID=true

ほかにも、/etc/grub.d/というディレクトリもあるので、追っかけてみると良い。私の場合は、GRUB_DEFAULTを2に替えてみるつもり。

yabuki@yelona:/boot/grub$ sudo update-grub
Updating /boot/grub/grub.cfg ...
Found Debian background: debian-blueish-wallpaper-640x480.png
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.26-1-686
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.26-1-686
Found linux image: /boot/vmlinuz-2.6.26
Found initrd image: /boot/initrd.img-2.6.26

_ wireshark/tshark

本日は、EeePCにUbuntuを入れている人に少しヘルプをしました。wiresharkを入れたいと言うことで、お手伝いをしました。そこで気がついたことがあります。ネットワークから途絶しているマシンに usb meomry 経由でパッケージをダウンロードしておいたものを、dpkg -i で列挙する形でインストールしました。Ubuntu には、root はいないので、sudo さんで、wireshark さんを立ち上げないと ethernet device を promise mode にできないのではないかと思うのです。で一般ユーザから sudo 経由でインストールしたためか、メニューから辿ると、一般ユーザ権限で wireshark を実行するメニューしかでてきません。

どっか別のところでは、wireshark を root として実行するメニューを見たような気がしたのですが、まあ時間もないので、端末から sudo 経由で wireshark を実行するようにというアドバイスだけしておいたのですが。

メニューから root として wireshark を実行させるのって、一般の Ubuntu からできてましたっけ?

あと後から思ったのは、GUIじゃなくても tshark の方が座りが良かったかなあと

_ 使っていた手帳が、ディスコンになる。

ディスコンといっても、ボディコンの親戚ではない。discontinued(製造中止で廃盤)になったのである。

能率手帳のタイムデザイナーA5ってやつだったんだが。通常の能率手帳のパーティカルを、お勧めされたがてんで気に入らず。しかたないので、また自分の使いやすい手帳を探しに時間を取らねばならない。パイロットのパーティカルか、クオ・バディスの手帳かな。

_ X200 は PC Express の所も動いていないこと判明

PC Express カードを入手して突っ込んでみたが、何も反応がない。調べてみたら、ログにも何も上がって来ない。

yelona:/home/yabuki# /etc/init.d/pcmciautils 
No PCMCIA bridge module specified failed!
ってことで、そもそも PC Express を利用するモジュールが特定できてないんだから無理ですな。

kmutoさんのhalの所には登録しておいたけど、kernel 2.6.26 でみるとこんな感じ

yabuki@yelona:~$ lspci
00:00.0 Host bridge: Intel Corporation Cantiga Memory Controller Hub (rev 07)
00:02.0 VGA compatible controller: Intel Corporation Cantiga Integrated Graphics Controller (rev 07)
00:02.1 Display controller: Intel Corporation Cantiga Integrated Graphics Controller (rev 07)
00:03.0 Communication controller: Intel Corporation Cantiga MEI Controller (rev 07)
00:19.0 Ethernet controller: Intel Corporation 82567LM Gigabit Network Connection (rev 03)
00:1a.0 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #4 (rev 03)
00:1a.1 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #5 (rev 03)
00:1a.2 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #6 (rev 03)
00:1a.7 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB2 EHCI Controller #2 (rev 03)
00:1b.0 Audio device: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) HD Audio Controller (rev 03)
00:1c.0 PCI bridge: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) PCI Express Port 1 (rev 03)
00:1c.1 PCI bridge: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) PCI Express Port 2 (rev 03)
00:1c.2 PCI bridge: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) PCI Express Port 3 (rev 03)
00:1c.3 PCI bridge: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) PCI Express Port 4 (rev 03)
00:1d.0 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #1 (rev 03)
00:1d.1 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #2 (rev 03)
00:1d.2 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB UHCI Controller #3 (rev 03)
00:1d.7 USB Controller: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) USB2 EHCI Controller #1 (rev 03)
00:1e.0 PCI bridge: Intel Corporation 82801 Mobile PCI Bridge (rev 93)
00:1f.0 ISA bridge: Intel Corporation ICH9M-E LPC Interface Controller (rev 03)
00:1f.2 SATA controller: Intel Corporation ICH9M/M-E SATA AHCI Controller (rev 03)
00:1f.3 SMBus: Intel Corporation 82801I (ICH9 Family) SMBus Controller (rev 03)
03:00.0 Network controller: Intel Corporation Device 4236
04:00.0 Memory controller: Intel Corporation Turbo Memory Controller (rev 11)

2008-10-02 [長年日記]

_ 宴会

東京からお客様が来られているということで、宴会に参加できるか問い合わせて入れるとのこと。最寄り駅がJR環状線の桜宮のお店へ合流した。奥様にはお久しぶりにお会いしました。

そこでサプライズゲストにお会いしました。名刺交換させていただき、ちょっとびっくり。また別の方から x86 系じゃない Debian もやってる? って所から、お仕事につながりそうなお話をお伺いしました。


2008-10-03 [長年日記]

_ 宴会

総勢20名弱で、西中島南方と新大阪の間で宴会をした。流石にこれだけの人数で宴会をすると、自分の名刺に顔写真を入れている価値を感じる。

客先から、名刺を取りに事務所に戻って本当に良かった。


2008-10-04 [長年日記]

_ 決算作業

先月末で検収を上げたので、税理士さんへの帳簿と資料の最後の部分をやりはじめる。

_ VMware 6.5 in Debian GNU/Linux Lenny

客先の納品物件に WORD のドキュメントが必要なんで、Debian GNU/Linux Lenny を入れている X200 に VMware 6.5 を使って Windows VISTA business をインストールしました。Lenovo から供給されている Windows VISTA business は OEM のため、MSと同じ条件で Virtual Machine 上に OS をインストールする権利を持つかどうか、問い合わせる先を聞き出せないので、ひとまずあきらめて自分でOSを入手してきました。私の場合、VMware 6.5 の プロパティにて、CD(DVD)ドライブのレガシーエミュレーションを有効にしておかないと、うまくインストールができずに悩みました。

MS の windows VISTA SP1 以降なら、今のところ virtual machine にインストールしていいことは明示してあります。(http://download.microsoft.com/documents/useterms/Windows%20Vista_Home%20Basic%20and%20Home%20Basic%20SP1,%20Supplemental_Japanese_0be7a031-3931-4ce8-9917-46ca2d67d13e.pdf)

逆に、仮想化ははやっていますが動かす OS のライセンスは確認しておかないと、ライセンス違反になるのでご注意を。GNU/Linux なら、あまり心配しなくてもいいのですが。プロプラエタリな製品は仕方ないですね。VMwareのネットワークの設定をきちんとしていたためか、インターネットでのアクティベーションができました。電話せずに済んで一安心。

VMware 6.5 から bundle バージョンってのができましたが、これがこれまでのtar.gz版に変わるものみたいです。実行権限をつけて実行すると windows の wizard みたいにあれよあれよという間にインストールできてしまいます。any-any patch で悩まずに済んだし。

Office Personal

普段は、OpenOffice.org でいいのですが、客先へ納品する確認のための最終リファレンスとして WORD インストール。


2008-10-05 [長年日記]

_ 決算作業

本日も引続き、決算作業をがんばる。天気も雨だし。月曜日からもありがたいことに、いっぱいのお仕事が待っている。いっぱいの仕事があるということはいっぱい売上が上がるということで、会社が成長する余地があるということ。

_ 神戸の実家へ

夜になり、集中力が切れた段階で神戸の実家へ、甥と姪の顔を見に行く。甥はもうすぐ6歳とのこと。早いなあ。主たる用事は終了し、甥と姪とすこしだけ遊ぶ。

_ Open JDK

ここの記事「Ubuntu 8.04 LTS」と「Fedora 9」がOpenJDK実装をサポート(http://sourceforge.jp/magazine/08/05/01/031256)では、2つのディストリビューションの名前しか出てないけど Debian GNU/Linux Lenny にも Open JDK は入ってますよ。

yabuki@yelona:~$ apt-cache search openjdk
icepick - java toolchain built from OpenJDK sources
icepick-gcj - java toolchain built from OpenJDK sources (native library)
cacao-oj6-dbg - Java runtime based on OpenJDK (debugging symbols)
cacao-oj6-jdk - OpenJDK Development Kit (JDK)
cacao-oj6-jre - OpenJDK Java runtime, using CacaoVM JIT
cacao-oj6-jre-headless - OpenJDK Java runtime, using CacaoVM JIT (headless)
cacao-oj6-jre-lib - OpenJDK Java runtime (architecture independent libraries)
openjdk-6-dbg - Java runtime based on OpenJDK (debugging symbols)
openjdk-6-demo - Java runtime based on OpenJDK (demos and examples)
openjdk-6-doc - OpenJDK Development Kit (JDK) documentation
openjdk-6-jdk - OpenJDK Development Kit (JDK)
openjdk-6-jre - OpenJDK Java runtime, using Hotspot JIT
openjdk-6-jre-headless - OpenJDK Java runtime, using Hotspot JIT (headless)
openjdk-6-jre-lib - OpenJDK Java runtime (architecture independent libraries)
openjdk-6-source - OpenJDK Development Kit (JDK) source files

_ CIツールの cruisecontrol の Debian package.

CIツールのcruisecontrol のdebianパッケージ版をみつけたんだけど、中身は Debian policy に沿ってない。/optにそのまま展開してたり、配布の障害になりそうな部分としては、特にライセンスまわりが怪しい。意図はいいんだけど、ちとまずいことが多いので、パッケージ作者の blog に mentors.debian.net でメンタリングを受けてみてはという提案をしておいた。うまく行くといいんだけど。

_ GTK+/GNOME による GUI アプリケーションプログラミング

オンラインで出版されているのですね。(http://www.iim.ics.tut.ac.jp/~sugaya/books/GUI-ApplicationProgramming/)

_ smb:// 経由で音声再生

私は、毎日曜日には IC レコーダーで NHK の英語関係の講座を録音だけはしている。録音したファイルは、あとで聞けるようにしてある。私がオールドタイプだからだと思う。が、smb://経由でsmbmountとかしなくても totem ならmp3を聞こえるようになっているのですな。なまじっか、smbmount や nfs などの手段をしっているためか。試したことがなかった。

あとで、いくやさんに聞いたら、最近はふつーらしい。私の好きな audacious でもできるかしら?

_ system-config-lvm

lvmでRAIDをしてないならおすすめ。ってことか。逆に言うと Raid エレメントがなくなって涙目になりかねないので、ハードウェアRaid以外はやばいってことか?

Description: A utility for graphically configuring Logical Volumes
 System-config-lvm provides a graphical interface to the LVM tools (and related
 utilities, including fsck and resize2fs) which is good for non-emergency
 storage administration. It enables you to manage your logical volume and
 filesystem configuration with a few mouse clicks, and it prevents potentially-
 disasterous command-line mistakes such as reducing a logical volume size before
 reducing the filesystem contained within that volume.
 .
 (One word of warning: system-config-lvm does not recognize RAID elements as
 being in use, and therefore lists them as "Unitnitialized Entities". If you are
 using a LVM-on-RAID configuration, system-config-lvm will let you wipe out RAID
 elements by making them into PVs. Be careful!)
Homepage: http://www.redhat.com

GUI好きで、RAID使ってない人でlvmを使いたい人には便利かも。Debian GNU/Linux Lenny なら (http://d.hatena.ne.jp/dayflower/20080501/1209539498)のような作業をせずに、そのまま system-config-lvm 使えました。


2008-10-06 [長年日記]

_ 「IPAフォント使用許諾契約書の改訂作業および英語版作成作業」事前確認公募

やっと、きたー。(http://www.ipa.go.jp/software/open/ossc/2008/font/koubo.html)

_ 決算業務

いろいろとやってたら、夜が明けそう。

実感と数字の乖離があるけど、このあたりは税理士さんがdebugしてくれると思う*1

忙しくなってきたので、お金でよりよいサービスを受けて、よりギアを高めていく方向にシフト中。

あ、始発電車が動き出したみたい。送付書類を作って、仮眠するか。

*1 確かに、ここにbugがあると教えていただけました。もちろん指摘事項はこちらが直します。


2008-10-09 [長年日記]

_ 情報システム等の脆弱性情報の取扱いに関する研究会 報告書

下の方にあるpdfファイルを参照。これは脆弱性情報について(http://www.ipa.go.jp/security/fy17/reports/vuln_handling/index.html)

プログラミングに関する件は、『セキュア・プログラミング講座』(http://www.ipa.go.jp/security/awareness/vendor/programming/intro.html)などを参考にするのも良いだろう。

(http://slashdot.jp/developers/article.pl?sid=03/06/20/1544200)の中からいくつか (後で追記する。)

_ kvm + virt-manager

lennyでのお話。

yelona:~# aptitude install virt-manager
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています                
状態情報を読み取っています... 完了
拡張状態情報を読み込んでいます       
パッケージの状態を初期化しています... 完了
タスクの記述を読み込んでいます... 完了        
以下の新規パッケージがインストールされます:
  dnsmasq{a} dnsmasq-base{a} libpolkit-dbus2{a} libpolkit2{a} libvirt-bin{a} libvirt0{a} libxenstore3.0{a} 
  netcat-openbsd{a} python-gtk-vnc{a} python-libvirt{a} python-urlgrabber{a} virt-manager virt-viewer{a} virtinst{a} 
更新: 0 個、新規インストール: 14 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
2589kB のアーカイブを取得する必要があります。展開後に 7373kB のディスク領域が新たに消費されます。
先に進みますか? [Y/n/?] 
ひとまず、一般ユーザで virt-manager で、仮想マシン・マネージャーを起動してみる。

2008-10-10 [長年日記]

_ qemu と kvm

Debian というか Linux で、他アーキテクチャのエミュレーションが、ちょっと必要ができそうなんで、軽く下調べ。

qemuは、他アーキテクチャのエミュレーションもできる。対象アーキテクチャはこんな感じ

yabuki@yelona:~$ qemu
qemu                  qemu-ppc64abi32       qemu-system-mips64el
qemu-alpha            qemu-sh4              qemu-system-mipsel
qemu-arm              qemu-sh4eb            qemu-system-ppc
qemu-armeb            qemu-sparc            qemu-system-ppc64
qemu-cris             qemu-sparc32plus      qemu-system-ppcemb
qemu-i386             qemu-sparc64          qemu-system-sh4
qemu-img              qemu-system-arm       qemu-system-sh4eb
qemu-m68k             qemu-system-cris      qemu-system-sparc
qemu-mips             qemu-system-i386      qemu-system-x86_64
qemu-mipsel           qemu-system-m68k      qemu-x86_64
qemu-ppc              qemu-system-mips      
qemu-ppc64            qemu-system-mips64    

lenny の d-i を x86 以外で動かしてみるのもおもしろいかもしれない。

kvm

qemu をやるなら、 kvm もと、色気を出した。しかし、思うところまでは道半ばなのでメモっておく。

私の手元のマシンは、Lenovo X200 なので、kvm-intel.ko が読み込まれていないといけない。

自分でカーネルコンパイルして運用してしまっているので、kvm-sourceパッケージを導入して

make-kpkg --initrd kernel-image modules-image
をしてモジュールをそろえておく。

ここで気がつくのが遅れましたが、BIOSでvirtualzationとVT-dを有効にしたら、いったん power を off にしてから立ち上げることをしましょう。そうすると、

yabuki@yelona:~$ lsmod | grep kvm
kvm_intel              33956  0 
kvm                   117800  1 kvm_intel
と読み込んでくれます。BIOSで仮想化を有効にしておかないと、起動時に kvm_intel が load できてなかったり、modprobe しても失敗するなどしていたような気がします。

yabuki@yelona:~$ ls -la /dev/kvm 
crw-rw---- 1 root kvm 10, 232 2008-10-10 09:02 /dev/kvm

なので、自分もkvmグループに入っておく必要があります。

$sudo adduser yabuki kvm
あたりでしょうか。逆は、
$sudo deluser yabuki kvm
です。脱線しますが、vigrなどでグループを編集すると、vigr -s でも編集しろみたいなメッセージを lenny から見るようになりました。前述の adduser/deluser の方が、一回で済むのでいいのではないでしょうか。

自分が kvm グループに入っているかどうかは、id コマンドで確認します。logout や再起動してから、

yabuki@yelona:~$ id
uid=1000(yabuki) gid=1000(yabuki) 所属グループ=20(dialout),24(cdrom),25(floppy),29(audio),44(video),46(plugdev),110(netdev),113(powerdev),122(kvm),1000(yabuki)

とします。 kvm 以外は、Debian GNU/Linux Lenny が設定してくれています。

で、あとは
qemu-img create hogefuga.img 10G
してディスクイメージを作り、i386のd-iを落としてきて、kvm コマンドで実行すれば kvm が動くはずですが、私の所では qemu で動いているようです。そう判断したのは、d-iが立ち上がってくるウィンドウの上部に kvm ではなく、qemu と表示されているからです。kvmでなくqemuで立ち上がっているd-i

kvm -cdrom foo/bar/debian-testing-i386-netinst.iso hogefuga.img
とまでやって、時間切れ。またどこかでチェックしましょう。vmware 6.5はサービスを停止させているので,起動時から VT-d などの仮想化機能をを取りっぱなしにしてなかったら大丈夫と思うけど....

_ iijの山本さんの「文章の書き方」

具体的で分かりやすい。一読を勧める 。(http://d.hatena.ne.jp/kazu-yamamoto/20080924/1222224226)から、pdfを開いてみるといい。


2008-10-14 [長年日記]

_ apacheで、httpsで受けて、httpで投げる構成の例

(http://www.asahi-net.or.jp/~aa4t-nngk/apache3.html)上記では、proxy balancer で例示してある。

_ TBD

(http://www.csr.com/ptot.htm)によると、To Be Determined, Defined, Decided. だそうです。

_ Gforge Community Edition のライセンス

Debianに入っている(http://packages.debian.org/ja/lenny/gforge)とは別に、Gforgeには、Community Editionというバージョンのプログラムがあります。

ライセンスをみると利用と変更は可能です。しかし、配布(再配布)はできません。変更したものは、Gforge LLCへ戻すか、手元に置いておくかです。ライセンスを確認したい場合は、Community Editionのアーカイブの中に、LICENSEファイルがあるので確認できます。デフォルトでインストールすると、/opt/gforge5/の配下になります。

こりゃ、Community Edition は Debian の main には入らないなあ。DFSG*1に適合しないので non-free 行き決定。

*1 Debian Free Software Guideline


2008-10-16 [長年日記]

_ Linux Now an Equal Flash Player

本家/.の記事。(http://rss.slashdot.org/~r/Slashdot/slashdot/~3/GbdU6cyDkkU/article.pl)

nerdyH writes "As recently as 2007, Linux users waited six months for Flash 9 to arrive. Now, with Microsoft pushing its Silverlight alternative, Adobe is touting the universality of its Flash format, which has penetrated "98 percent of Internet-enabled desktops," it claims. And, it today released Flash 10 for Linux concurrently with other platforms. Welcome to the future." Handily enough, Real Networks released this summer RealPlayer 11 for Linux, the first release for which they've included a .deb package, and offers nightly builds of their Helix player, for which Linux is one of the supported platforms.
ってことで、FlashとRealplayerのお話

_ memo:クラウド化する世界の憂鬱

(http://wiredvision.jp/blog/yomoyomo/200810/200810151400.html)

_ memo:Miguel de Icaza氏、バージョン2.0のリリースを機にMonoの過去と未来を語る

(http://sourceforge.jp/magazine/08/10/14/024215/3)

_ memo:Linux Foundation、新しい年次イベント「LinuxCon」を来年開催へ

(http://sourceforge.jp/magazine/08/10/01/0431218)

Linux Foundationはまた、年次イベント「Kernel Summit」の来年の開催地が東京となったことも発表した。日程は来年10月18日から20日、新イベント「Linux Foundation Tokyo Symposium」と合わせて開催する計画だ。
日本で Kernel Summit をやるなら参加者多いだろうな。

_ Conscienceは良心ではない

(http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/51069610.html)

Goodwill であれば、 Liberal である必要は必ずしもない。すでになにが good なのかわかっている(つもり)なのだから。The Goodwill of a Conservative はありえるが、The Conscience of a Conservative はありえないのだ。

なぜ中産階級が重要なのかという理由も、そこにある。下流では Conscience を維持する余裕がないのだ。だから他者に吹き込まれた goodwill に走ってしまう。それが罠だと気がついた時には遅いのだ。

他人から押しつけられる goodwill なんて、うれしくない。相手と合意がある goodwill でなければ迷惑だ。と考えるにも余裕がいるということか。余裕がない人たちには「押しつけた方がいい」と考える人たちにも理由があるということか。

_ GNOME nautilus と Secure Webdav(https)

Debian GNU/Linux Lenny に使われている GNOME の nautilus で初めて、https接続での Webdav 接続のことを「セキュア Webdav」と表現していることを知る。設定すると、URLをつっこむんじゃなくて、サーバと Webdav の起点およびユーザIDなどを設定して接続する。すると、Webdav で公開されている場所を mount して nautilus で見せてくれるようです。

デフォルトでは上部にある GNOMEのメニューの「場所」メニューに設定した Webdav のプレイスホルダーが表示されているのは、私にとっては便利です。

しかし、Desktopにもショートカット作るのは、やりすぎです。サーバ名すら秘匿したいサーバに対して Webdav をかけたい場合は、毎回設定する必要を感じます。理由はそのまま設定を置いておくと、Desktop のぞき込まれるような場所や、desktopのスクリーンショットを取る場合は、見せたくないものまで見えてしまうから。たぶん、GNOMEのどこかに Nautilus が生成するショートカットを desktop に表示する/しないの設定をする場所がある?のかもしれない。

_ Emacs wiki の更新情報

lenny の liferea で (http://www.emacswiki.org/cgi-bin/emacs-ja?action=rc&rclang=jp)を食わせたら、無事認識してくれた。

_ grub2

grubの初期設定は、/etc/default/grubを見よ。 の続き。Debian GNU/Linux lenny の grub2には、

  • 一般ユーザから見える

    • grub-editenvコマンド
    • grub-mkimageコマンド
    • grub-mkresueコマンド

  • rootから見える

    • grub-editenv
    • grub-emu
    • grub-install
    • grub-mkimage
    • grub-mkdevicemap
    • grub-mkrescue
    • grub-probe
    • grub-set-default
    • grub-setup

  • がある。それぞれどうやって使うかは、実験しとかないとなあ。

_ [Emacs] org-mode

あまりに多機能すぎて、わけがわからないぐらいにすごい。Emacsによくある習熟したら凄いだろうなシリーズのmodeです。outlinerとかっているけど、todo管理や、スケジュール,project管理、htmlなどにpublishとか、あと驚くのは表を作るのが便利。これとoutlineだけでも使う価値あるんじゃないだろうか。だんだん慣れればいいやね

_ gnuarmeclipse

kinnnekoさんの所経由。Eclipseの環境だというのはわかった。CDTみたいなのだというのもなんとなくわかる。で、こいつの本質って? (http://sourceforge.net/projects/gnuarmeclipse/)を見ても、各種プラットホームの上でarmバイナリーを作ってくるの?! って感じ。クロス環境なのかしら?

_ memo:■「個体識別番号」を用いた行動追跡

高木浩光さんのお顔も拝見できる署名記事。(http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMITbe000015102008&cp=2)


2008-10-17 [長年日記]

_ Debian における3大発明

ある人曰く、Debianにおける3大発明は

  • fakeroot
  • debootstrap
  • start-stop-daemon

らしい。人によって、3大発明は違うかもしれない。違ってていい。発言者の立ち位置が、サーバー系、組み込み系、Desktop系などの利用形態や、開発する人、しない人などにより違うだろう。とりわけ、他のディストリビューションから来た人に聞いてみると楽しいかもしれない。Debianを使い続けていると普通になっていることがあるに違いない。違いを楽しもう。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ Oかもと [私は一番最初に思いつくのはaptです。]

_ yabuki [コメントありがとうございます。人によっては、DFSGが一番の発明だとか、いや、pbuilderだとか。個々人のblo..]


2008-10-21 [長年日記]

_ WindowsでGnuPG利用するときどこから取るのがよい?

www.gpg.orgによると、www.gpg4win.orgってのがあるようです。

_ memo:圧倒的に生産性の高い人(サイエンティスト)の研究スタイル

未分化なものを分化させ、定着させる手伝いをしている関係上、似ている所と違う所がおもしろい。(http://d.hatena.ne.jp/kaz_ataka/20081018/1224287687)

_ memo:出世以外の報酬も技術職には必要

お金は大事だけど、お金からは違うフィードバックは得られないからなあ。(http://builder.japan.zdnet.com/news/story/0,3800079086,20381865,00.htm)

_ memo:要求は怪物みたいなもの

これ、使うリストに入れておきたい。でも、blogの文章を勉強会などで再配布する時には、CCのライセンスなどで、利用して良い条件がはっきりしていると使いやすいけど、これは、どんな条件で使っていい文章なんだろう。(http://www.aoky.net/articles/angryaussie/requirements_are_like_ogres_2.htm)

_ memo:景気が悪いときにスタートアップを始める理由

これも使うリスト行きだ。調べる内容も上記と同じ。(http://www.aoky.net/articles/paul_graham/badeconomy.htm)

_ memo:「車載ネットワーク“CANの仕組み”教えます」

(http://monoist.atmarkit.co.jp/fembedded/index/canbasic.html)


2008-10-22 [長年日記]

_ 組み込みで遊んでもらうのに必要そうなもの

これから組み込みLinuxを覚えてもらうのに、必要そうなブツを適当にメモっておくか

jtagやiceとかも名前と予習ぐらいはしてもらわんとなあ。

_ ブートやハードウェア初期化あたりの話

grubの初期設定は、/etc/default/grubを見よ。にも出ているが、Debianのgrubは、マルチブートができる。

/usr/share/doc/grub-common/READMEからのドキュメントに示される(http://www.gnu.org/software/grub/grub.html>)を参照すると、(http://www.gnu.org/software/grub/grub-2.en.html#multiboot)の細かい話は、(http://www.gnu.org/software/grub/manual/multiboot/multiboot.html)にあるんだけど、私の見たいものではなかった。

grubやubootなどのブートローダーは、OSを起動するのが仕事、その仕事をやるのに周辺を初期化するのはある程度やる、みたいなイメージで、ファームウェアは各デバイスの初期化などをするのが主な仕事で、ブートさせるのは従かなと思っていたのですが、カーネルを管理するスーパバイザーの概念などもあり、ちょっと私自身で整理が必要そうです。

_ androidのソースを取得するには

コントリビューションのページから、Get sourceというリンクがあるので、そこにあることをよく読んで、gitを使って取るか、git-webからか取得するかですね。git-webから、tar.gzでファイルが取り出せるらしいが、よーわからん。(http://source.android.com/submit-patches)

_ Debian GNU/Linux Lenny + Think Pad X200 + EMOBILE@D02HW

設定してみた。Debian GNU/Linux Lenny + Think Pad X200 + EMOBILE@D02HW だけでは足りなくて、windowsマシンで、EMOBILE を一度使ってあげないといけなさそうなのが、/var/log/syslogを見ながら、設定をおいかけた感想です。まだ接続ができてないので、接続が確認できたら書き足す。接続できました。

Windowsのある所にいって、D02HWをつないでみる必要がありそうなことを書いてある所。(http://maruta.be/leaves/tag/debian)

pppconfigが作るひな形でもよかったのかもしれないが、/var/log/syslogを見ながら、エラーを減らしていったら、/etc/ppp/peers/em (pppconfigで作った名前がemだから)
# This optionfile was generated by pppconfig 2.3.18. 
# 
#
hide-password 
noauth
connect "/usr/sbin/chat -v -f /etc/chatscripts/em"
debug
/dev/ttyUSB0
460800
defaultroute
noipdefault 
user "em"
remotename em
ipparam em
usepeerdns
persist
noccp
novj
nobsdcomp
のように、noccp,novj,nobsdcompをつけてしまいました。スピードは、115200から460800へ変えた。 私の場合、Windows XPが必要だった。

上にもあるように、Emobile@D02HWを Debian GNU/Linux Lenny で使うのに、いちど Windows で接続をする必要があった。混乱させられたのは、Windows Vista Premium Edition SP1 だと、EMobile@D02HWがまともに動かず*1、Windows XP Pro でようやく、接続を確立することができた。

そんなこんなで、ようやくThinkPad X200 + Debian GNU/Linux Lenny で Emobile 生活が始まった

*1 電話番号が見えない。PINの設定ができない。なにより接続ができない。


2008-10-24 [長年日記]

_ memo:ARMアーキテクチャはどのように進化してきたのか?

kinnnekoさんの所経由、ARMと各周辺CPUについて、学んでもらうのにもちょうどいい。(http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/0810/23/news03.html)

_ ポメラ

いま、話題のポメラ(スペックはこちら)(http://www.kingjim.co.jp/pomera/spec/index.html)ですが、どう転がっていくのか注目したいと思います。まずは実機をさわってみないと何ともですが。

_ emacs-w3m

Debianでの記述が増えたようです。(http://www.emacswiki.org/emacs-en/emacs-w3m)

_ 音楽のコード進行の話

Piro氏の所経由、JPOPサウンドの核心部分が、実は1つのコード進行で出来ていた(http://d.hatena.ne.jp/EXA/20081018/1224310523)私にとって、雑学としては楽しかった。次の興味は、この「この進行を使わずに大ヒットをどうやって作っていくのか?」という部分が気になる。

_ 分割統治法

かく語りき(http://steps.dodgson.org/?date=20081016)であるように、たとえプログラマーがいっぱい会社に所属していたとしても、十把一絡げ(じゅっぱひとからげ)にするのではなく、小さいグループに分割するのがよいとのこと。

_ mac での bootcamp

私は Mac の Bootcamp のコアの部分は、EFIに PC系のBiosのINT xx ってのを実装しているだけかと思ってたんですが、それだけではない感じ? Boot Campを紐解く - その裏になにを見る?

_ 悲しい話

すこしの行き違いが大きくなり、ハードランディングせざるを得なくなった話を聞いた。他山の石というか、いまの自分の人事管理スキルだと、どうやって防いでいいのか判らない事例だった。人間関係は昔からある話なので、うまくいかせる事例をどうやって見つけて実践するかなんでしょうが。

最近思うのは、知っているだけでは使いこなせない。使いこなせるほど修練を積むには時間がかかる。フレームワークや、過去の事例を使って時間や経験を補わないと、変化するスピードに対応できないなぁと

_ X200のカメラを使ってみた。

Debian GNU/Linux Lenny で下記のような感じで認識されていたのだが、cheeseというアプリケーションでカメラを動かすことができることを知り、動かしてみた。

[73058.379061] uvcvideo: Found UVC 1.00 device  (17ef:480c)
[73058.380071] input: UVC Camera (17ef:480c) as /class/input/input13

こんな感じ、Cheeseのサンプル 背景がねずみ色なのは、白地に黒というハイコントラストが目に優しくないので、灰色がバックグラウンドに、文字色の輝度もすこし落としてあるテーマをつくってぼちぼちと手を入れているからです。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ ss [ハードランディング> 会社内での人との関係では、かならず起きる、防ぐことは難しいことだと私は思っています。 社長/代..]

_ yabuki [SSさん、コメントありがとうございます。 誰もが望まないが、避けるわけにはいかない部分だと。<ハードランディング ..]


2008-10-28 [長年日記]

_ 役所と銀行巡り

決算が終わって、税務署などに書類を持って行って納税もついでにする。来年からは、税理士さんの所が電子申告に対応したので、もう持ってくることはないし、登記簿に複数箇所の記載変更事項を予定しているので、ここの税務署には、もう来ないはず。

_ 万歩計

久しぶりに全力で、移動しまくりだったので1万8千歩強でした。

_ 波乱の時代

ちょうど良いタイミングで波乱の時代(上)(アラン グリーンスパン/山岡 洋一/高遠 裕子)を借りていたのだが、忙しくて斜め読みしてしまった。とは言え、当たりはつけられたので、読み直したければ買えばいい。

アメリカの大きなうねりなので、本:The Best and the Brightestとも重なる部分が大いにあり、経済をコントロールする側からの視点で描いてある。

一つ気になるのは、先進諸国でイノベーションによる経済の成長は3%が上限であるようだと書いてあることである。それに比べて、開発途上国は先進国に追いつく努力をするだけで、3%よりも高い成長率を確保できる。とのこと。


2008-10-29 [長年日記]

_ Debian GNU/Linux Lenny の sylpheed で、秀丸メールとGPGを使ったやりとりを楽にする。

WindowsでGPGを標準でサポートしているメーラーとして、sylpheedと秀丸メールがある。最近秀丸メールを使っている人とGPGメールをやりとりする機会があり、sylpheedのAction機能を使って、sylpheedと秀丸メールの親和度をアップしてみる

結果からいうと、(http://tmtm.org/cgi-bin/w3ml/sylpheed-jp/msg/10697)を見てもらえばいいが、

(1) gnome-terminal -e 'sh -c "gpg -d %f | lv"'
および
(2) * gpg --decrypt --passphrase-fd 0 --batch %f | nkf -w |
 
(1)は、gnometermianlが立ち上がってメッセージが表示されますし、
(2)は、sylpheedのメッセージ表示ペインが置き換わります。
を設定すればよい。


返信

上記の(2)において、メッセージ表示ペインがdecryptされている状態で、「選択」をしてから[ctrl]+[r]や返信ボタンの押下を行うと、引用付きで返信ができて便利である。

_ GNOME VTE widget

上記の関係で、GNOME Terminalのことを調べていたら、(http://developer.gnome.org/arch/gnome/widgets/vte.html)のことを知る。このウィジェットがあるから apt-get source gnome-terminal としても、コードの量がそんなに多くないのか。

さて、Debian での GNOME VTE widget のソースコードは、どうやって探そうかな。

http://developer.gnome.org/arch/gnome/widget/vte.html

このページは、正常に見えている間はいいのですが、なんか手でTELNETをするなどで、いったんエラーを出すと、そのあとは、エラーが戻ってきて中身が見えなくなるようです。

_ たまにしか使わないけど、手帳に張っておこうと思ったもの

Debian GNU/Linux でソースを規定の場所で展開した場合の /usr/src/linux-source-2.6.26/Documentation/sysrq.txtの内容、古くても日本語がいいなら (http://www3.big.or.jp/~sian/linux/tips/sysrq.html)でしょうか。

A4で挟み込みをするなら、超整理手帳あたりか。

_ PCI DSS(ハードの話じゃなくて、セキュリティ系の話)

アメリカでやっているものが日本でも標準となるかどうか。他の基準よりも具体的なのがよい。(http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080407/298166/)

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

_ n_saito [PCI-DSSは「具体的なのがよい」というよりも「具体的にしないと漏れた時が(ry」が主眼ですかね...。 ついでに..]

_ yabuki [>n_saitoさん コメントありがとうございます。お返事を書いていたのですが、自分のSPAMよけで自爆してしまい..]


2008-10-30 [長年日記]

_ ラダーおよびPCLと呼ばれる世界

プログラミングというよりは、ステートマシンを操るような感じ。(http://wwwf2.mitsubishielectric.co.jp/melfansweb/plc_fx/lineup/index_j.htm)の製品をみるとイメージがわくだろうか。

_ Debian GNU/Linux Lenny + Lenovo ThinkPad X200 で無線LAN

これから扱う内容は、(http://www.thinkwiki.org/wiki/Installing_Debian_on_an_X200)で書いてある内容を試行錯誤した結果です。

結果から先に言うと、Lenovo ThinkPad X200 で無線が使えるようになりました。元の情報からの差分としては、Firmwareのダウンロードと、指定してある所からカーネルを2.6.27を使えば、無線が利用できています。

unstableよりもより不安程度が高い、experimentalからカーネルを引っ張ってくるので、Debian GNU/Linux 初心者にはお勧めしません。とはいえ、人柱でも新しいものを使いたい人には楽しいかと思います。(というか楽しかったです。)

_ Raidは、Raid 6ないし、Raid 1が良いんジャマイカ

Some RAID Issues(http://etbe.coker.com.au/2008/10/14/some-raid-issues/)