Yukiharu YABUKI の tDiary
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2013-02-05 [長年日記]
_ 天気予報、スーパーコンピュータ
我々は天気予報を気軽に利用している。天気予報によって現代人は行動を変える。これは、なにげに凄いことではないのか? こんなに影響力をもっているから、国の税金で、「スーパーコンピューター」「気象衛星」などの莫大なお金が費やされている。
今回、日立のスーパーコンピュータの冷却系でトラブルがあったという。このようなシステムで冗長系にしてない訳はないので、どのような理由で、何が起きているのか?は報道機関が正しくシステムを理解して報道してくれるかは、気象庁の新着情報(http://www.jma.go.jp/jma/kako.html?t=0&y=25)で当事者が発信する情報を確認することでわかると思う。
以下の段落は私の想像である。いかに天気予報が重要といえども、コストダウンの波には逆らえずに、SPOF(Single Point Of Failure;単一障害点)を作るようなコストダウンを迫られ、実行してしまい、案の定、そこでシステム障害が発生した。というストーリーである。
お金を使うのも難しい部分があって、コストカットをすると短期的に褒められて昇進もするのだが、問題があると罰せられるシステムで、その人のやったことをずっとトラッキングしてコストダウンが悪影響を及ぼしたのだと、能力評定を行うことができればいいのだが、「たまたま、そのときの担当者」の責任になると、様相は変わってくる。まるでロシアンルーレットのように自分のやったことでないことに責任を取らされるのである。
ある程度、社会人経験を積むと、上記のような不合理が降りかかってきたり、回りに見ることがある。これはメリハリを付けたお金の使い方や、それに届かないならいったん諦めて、縮退する。とかの判断、または予算獲得時に譲れない線をもってなかった?などの原因があるのではないかと、私は思っている。
結局、予算獲得時に暴れて、お金を掛けるべきプロジェクトなのか、お金を掛けないとしたらどこまで縮退するのか、を丸投げしていないのか、元々の問題点ではないかと勝手に思っています。