Yukiharu YABUKI の tDiary
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2006-08-02 [長年日記]
_ [Debian] install-keymap
unstable のマシンでずっと console の keymap を、設定せずに使っていたが、
# install-keymap jp106
で、日本語キーボードのキーマップに設定した。いままでは X のキーボード設定はjp106日本語キーボードにしていたが、console はUSキーボードのままにしていたので、日本語キーボードへ再設定した。Unixの場合、キーボードマップが、console での設定と X での設定の2種類の設定がある。
consoleのキーマップ関係のドキュメントで
$ lv /usr/share/doc/console-data/README.Debian
として読むと、興味深いことが書いてある。
/etc/console/boottime.kmap.gz に起動時のキーマップが置かれている。これは、キーマップは起動時のかなり始めの方で設定されるため、/usrがマウントされているかどうか、解らない*1。 そのため /etcにキーマップを置いている。
キーマップは、includeなどを多用してあるので、手でコピーするよりもinstall-keymapコマンドを使う方が確実である。自分でコンソールのキーマップを変更するには、/etc/console-tools/remapを変更するのが Debian風である。
もし、/etc/console/boottime.kmap.gzを変更してしまったら、console-dataなどのconsoleのキーマップを司るパッケージを再インストールしたときに、Debconfで尋ねられたときに「キーマップを変更しない」を選ぶこと。
*1 /usrが別パーティションであることは十分に考えられる。また/usrをNFSマウントすることもあるかもしれない