Yukiharu YABUKI の tDiary
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2004-05-08 [長年日記]
_ 天気
晴
_ 個人情報の流出
個人情報の「お値段」は500円? 流出で企業対応様々(http://www.asahi.com/national/update/0508/012.html)たしかに、納得いかないだろうなあ。
どこまでやれば「ちゃんとやっている」という社会通念上の基準は、これからコンセンサスが作られていく過程だと認識している。これから、まだまだ変化があるかと思われる。基本的には「ちゃんとやっている」ことを「立証」する方向になりそうだ。と、わたしの見聞きしている範囲だと動いている。
_ ジョエル・テスト
ジョエル・テスト(http://japanese.joelonsoftware.com/Articles/TheJoelTest.html)は既存のソフトウェア企業での状況にはマッチしている。でも、これがオープンソースだとどうだろう? わたしの独断と偏見の入った意見を書いてみる- ソース管理システムを使っているか?
大抵の場合は、Yes - 1オペレーションでビルドを行えるか?
プロジェクトによる。 - 毎日ビルドを行うか?
プロジェクトによる - 障害票データベースを持っているか?
プロジェクトによるが、私の主観だと持っている所は多い - 新しいコードを書くまえにバグを修正するか?
うーん。プロジェクトによるが。楽しみで書いているプロジェクトの場合、こうなっていない場合があるかも。 - 更新可能なスケジュール表を持っているか?
オープンソースソフトウェアの場合、作者がリリースタイミングを決めるので、この部分は融通が効きそうな感じ - 仕様書を持っているか?
どうなんだろう? 持っている場合もあるが、持っていない場合も多そうだ。 - プログラマは静かな労働環境にあるか?
OpenSourceへの関わり方による
個人の場合は、個人の環境によるが、自分の部屋だったりして自分がノレる環境を作っていそうだ。
企業でオープンソースに関わっている場合は、その企業が提供している労働環境です - 買える範囲で一番良い開発ツールを使っているか?
買わない場合が多いかも:-)、目的を果せば自分が良いと思ったツールを使う自由はある。情報交換は活発で、オープンソースで良い開発ツールは、みんなで使うことができる - テスト担当者はいるか?
プロジェクトの成長次第か - プログラマを採用するときにコードを書かせるか?
OpenSourceの場合、プロジェクトの方針による。ただ、多くのプログラマを持つプロジェクトであれば有能は人が居る可能性が大きい。 - 「廊下での使い勝手テスト」を行っているか?
いろんな意見があるが、MLとcvsで公開して、討論している人達と、一企業の廊下を歩いている人の「多様性」の問題だが、多様性の確保をしていない場は、うまく生き残れない場合が多いので、贔屓目に見ているがマンボウの様に、多産多死する中で生き残っているオープンソースソフトウェアには、この上限が整っていると考える