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Yukiharu YABUKI の tDiary



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2011-10-14 [長年日記]

_ Linuxで中綴じ印刷、解決編

Linuxで中綴じ冊子印刷の続きってか、関連する話です。

篤志家より、psnupで解決できないだろうか。という情報を頂き、試行錯誤した結果を書いておきます。

Debian GNU/Linux squeeze 上で、現時点での私の解決方法

  • dvips -f hoge.dvi | psbook > hoge.ps
  • ps2pdf hoge.ps hoge.pdf
  • evince hoge.pdf
  • evinceで、HP Officejet Pro K8600DNの設定を下記のようにする
    • 両面印刷:自動
    • 2ページ/1枚
    • 用紙サイズ:A3
    • 左綴じ

試行錯誤と、その中から覚えたこと

最初に参考にしたのは、ポストスクリプトプリンタで両面印刷でした。HPLIP+CUPSであっても、印刷周りの概念としては変わらないだろうとの読みでした。

残念なことに、psbook | psnup -2のコンボで、A3両面印刷だけすると、

  1. サイズがA4の半分になる。(A3からすると紙の無駄で、これはもとをLaTeXの用紙A3ににすると、こんどはgv上で表示がおもったとおりにならなかった)
  2. 印刷の表と裏で、天地が逆になる(両面印刷の印刷と給紙の関係か?)
の状態で、何枚か失敗作をつくってしまった。中とじ印刷は最低2枚以上(つまり8ページ)出さないと、本当に思ったとおりになっているかわからないのである。もちろん事前にgvやpdf-viewerで確認はするのだが上記の2点は印刷して初めて分かったのだった。

psutils ではどうするか?

Debianのpsutilsパッケージには、下記のコマンドがある。/var/lib/dpkg/info/psutils.listから抜粋した。

/usr/bin/psbook
/usr/bin/psselect
/usr/bin/pstops
/usr/bin/epsffit
/usr/bin/psnup
/usr/bin/psresize
/usr/bin/fixfmps
/usr/bin/fixmacps
/usr/bin/fixpsditps
/usr/bin/fixpspps
/usr/bin/fixtpps
/usr/bin/fixwfwps
/usr/bin/fixwpps
/usr/bin/fixscribeps
/usr/bin/fixwwps
/usr/bin/fixdlsrps
/usr/bin/extractres
/usr/bin/includeres
/usr/bin/psmerge
/usr/bin/getafm
/usr/bin/showchar
じっくりと時間があれば、これらのコマンドのmanを読んで、実験すると楽しいのかも知れない。ざっとGoggle先生にお伺いをたてると、たぶんpstopsを使えばいいような気もしたが、裏をとって検証する時間が取れそうにないので、psbookでページの並び替えだけして、あとはプリンターに任せることで、今回はやめ。またbatch処理で考える必要が出たら、このエントリーをみて続きを考えればよい。