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Yukiharu YABUKI の tDiary



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2008-01-29 [長年日記]

_ 牡丹園別館 in 大阪梅田

大事な人3人で、こじんまりと宴会をする。仕事の話、本の話、大学院の話など楽しく時間を共有できた。

話題になった本たち。

  • (./20070312.html#p06)でも言及している粉飾の論理(高橋 篤史) の話で、すこしだけ面白さがわかって来た話。
  • 複数の人間から日本人論や組織論として古典の域に達しており、必読だとのことで読んで目からポロポロと鱗が落ちたので他の方々へ紹介した。もう40年以上前からこれだけのことが見えており、また変わってないことに驚かされる。

    日本には組織を横断する集まりができにくいのは縦社会があまりに便利すぎ、単一の社会(この場合は日本社会)に組み込まれているからである。タテ社会の人間関係 (講談社現代新書 105)(中根 千枝) 後述する人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)(稲垣 佳世子/波多野 誼余夫)と一緒に読むと文化的背景からより強化されているのだろうと思う。

    また単一社会の縦社会ではリーダの力は限定的であり、リーダーが有能でなくとも下位の有能な人間がある程度までは代行し組織が動いて行くことで、縦社会は思われている程には硬直しておらず、柔軟な部分があることを教えてくれる

  • この本も比較的読んでて当り前扱いらしく、あわてて読む。

    どうして、日本の人は"他人への「強制」または「逃避」"という両極端に走ってしまうのか。この問題を文化圏の違いなども対比させながら、これまで感じてはいたが説明できなかったことが見事に説明されている。

    適応の条件 (講談社現代新書 300)(中根 千枝)

    うまく行かない事には理由があり、組織の中枢にいることで主流となる縦社会が「現場軽視」となる話の展開も目から鱗が落ちる。

  • 固い話ばかりでなく、まんがの話なども。キャプテンハーロックやプラネテス(1) (モーニングKC (735))(幸村 誠)プラネテス(2) (モーニングKC (778))(幸村 誠)プラネテス(3) (モーニングKC (863))(幸村 誠)プラネテス(4) (モーニングKC (937))(幸村 誠)は熱い話で読む価値があるよね。とかなど

話題になったblog

2008/04に ikea が神戸やってくる話になる。blogは(http://www.ikea-blog.jp/)

_ ついでに、勉強会などをやろうかと思う人なら

前述している人はいかに学ぶか―日常的認知の世界 (中公新書)(稲垣 佳世子/波多野 誼余夫)を一読をお勧めする。学ぶ時には先生が必ず必要か? どうすればうまく学ぶ集団を作る事ができるか。などの「学ぶということ」に関して示唆があると思います。