Yukiharu YABUKI の tDiary
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2008-12-29 [長年日記]
_ 一周回って Apache は、便利なソフトウェアだと感じた。
ソースコードを読んでいくと、rootで稼働させるような危険なことでも、「判っているから、今は試しにやらせてくれ」という要望を叶える方法がちゃんと用意してあります。 lenny の apache2 なら、apache2-2.2.9/os/unix/
以下を読め。
postfix と同様に、Apache は、現在の設定値や状態の一覧を表示する方法を提供している。この機能は、システムの環境にインストールした後、どのような動作が正常であるかというのを確認する時には必要です。この確認作業は、利用者として正しくインストールしたことを検証する作業をイメージできればわかるはずで、実装してあるのが素晴らしい。設定の読み込みが正しいかどうかを、下手するとソースコード追っかけることになる、そういうソフトウェアも存在する。
システムの環境に依っては、時間が起動時から一定方向に進むとは限らない。そんなとき 起動時間が正の方向にのみ一直線だと仮定しているソフトウェア、具体的には dovecot などのソフトウェアは(事情があるのは理解するが)手を入れない限り使えない。でも、Apache は、元気に動いている。
Apacheは、昔から便利だとは思っていました。でも、いま、私が持っているApacheのイメージは、宮沢賢治の「雨ニモマケズ」である。いろいろな悪条件でも、httpサーバとして黙々とサービスを提供する。