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raspberrypi:log20190220_fcitx-mozc

Raspberry Pi で fcitx-mozc を使って MobaXterm から日本語入力

Windows で動作するターミナルソフトにMobaXtermがあります.

MobaXterm は ssh や VNC 以外に,X Server 機能も持っているので,Windows から Raspberry Pi に ssh でログインして, そのまま X クライアントソフト(例えば lxterminal や chromium-browser 等)を実行すると,Windows 上でそれらが表示されます.

この画面は,最背面が MobaXterm で,MobaXterm で Raspberry Pi に ssh でログインして, lxterminal と chromium-browser を起動しています.

最近では,この様なリモートでGUIを使いたい場合は,VNC を使うことが多いと思いますが,X Window System で GUI リモートで使うことができます.

この場合,X サーバは Windows 側で動作しているので Raspberry Pi 側では GUI デスクトップ等は動作しないので負荷は下がりますが,Raspberry Pi で起動した X クライアントソフトに日本語を入力することができません(Windows の IME は使えません)

Ubuntu18.04+WSLでfcitx-mozcを使って日本語入力出来るようにする で, fcitx-mozc を使う方法が書かれていましたので,Raspbeery Pi でも試すとうまく行きました.

私が試した環境は以下の通りです.

  • Raspberry Pi 3 B+
    • Raspbian Stretch with desktop and recommended software
    • Release date:2018-11-13
    • Kernel version:4.14
  • Windows 10 Pro
    • MobaXterm Professional Edition v11.0 Build 3816

起動してみる

Raspbian Stretch with desktop and recommended software には,必要なソフトは既に入っているようで,追加でインストールするものはありませんでした.

MobaXterm で Raspberry Pi にログインした後,Raspberry Pi で以下を実行します.

start_fcitx.sh
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx
fcitx-autostart

私は 'start_fcitx.sh' と言うファイルに上記を保存して,'source start_fcitx.sh' を実行しています.

使ってみる

'source start_fcitx.sh' した後に,leafpad を起動し,Ctrl+SPACE を押すと,漢字変換入力ができるようになります.

入力方法の設定は,'fcitx-config-gtk3' を実行して設定します.

raspberrypi/log20190220_fcitx-mozc.txt · 最終更新: 2019-02-10 14:22 by tosihisa@netfort.gr.jp