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misc:20161229_summary

文書の過去の版を表示しています。


2016年の個人的なサマリ

2016年は,4月以降に,「毎月1回以上,何かの資格試験を受験する」と決めた.

動機は,始めの動機と今の動機は少し変わっていて,始めの動機は,まぁ今までIT系の資格は,ほぼ何も持っていないに等しいので,取れそうなものから取ってみようという感じだった.

ただ,今の動機は,ITSS/ETSS スキル標準に沿って,自身が本当にスキルアップできるかを自分自身で実験している.

2016年に受験した資格試験は以下のとおり.レベル1〜レベル4まで一通りで合計15回受験した.

受験年月受験資格レベル試験/講習結果
2016-04情報セキュリティスペシャリストレベル4試験不合格
2016-05LPIC-1 101試験レベル1試験合格
2016-05LPIC-1 102試験レベル1試験合格
2016-06LPIC-2 201試験レベル2試験合格
2016-06.com Master BASIC-試験合格
2016-07LPIC-2 202試験レベル2試験合格
2016-07第三級アマチュア無線技士-講習合格
2016-08第二級陸上無線技士-講習合格
2016-09CompTIA Security+レベル2試験合格
2016-09.com Master ADVANCEレベル2試験合格(ダブルスター)
2016-09組込みソフトウェア技術者試験クラス2レベル1試験グレード:A
2016-10OMG認定UML技術者資格試験ファンダメンタルレベル1試験不合格
2016-10情報セキュリティスペシャリストレベル4試験合格
2016-11ソフトウェア品質技術者資格 JCSQE(初級)レベル2試験合否は2017年1月
2016-12CompTIA Project+レベル3試験合格

国家試験,民間試験の両方で,それぞれ受験した.私見ながら,それぞれの特徴は以下のとおり.

比較項目国家試験民間試験
受験費用1万円未満8000円〜3万円台
受験システム筆記試験筆記試験,CBT
受験の容易さ年1回,または2回CBTで予約できれば通年
合格証明証書,免許証証書,証書カード,ロゴ
過去問公開非公開が多い

民間の試験は受験費用が高いが,CBTで予約できれば午後6時以降に受験するのも可能で,平日で勤務を終えてからテストセンターに行って受験できるのは都合が良かった. また,業務が忙しくて,勉強が追いつかなくて受験日をずらしたい場合も,数日前までならば可能で,実際に何度か受験日をずらした事がある.

国家試験の場合,日時が確定しているのでそれに合わせるより他はない.

過去問については,賛否両論かもしれない.正直なところ,スペシャリスト試験の午前は,過去問をやり込めば付け焼刃的でも何とかなると思う(とは言え,付け焼刃的な勉強では午後が厳しい)

民間資格は,ネットで時折「参考書外の問題が出てきた」と言う内容のものがあるが,そもそも過去問が公開されていないものが多く,参考書は文字通りの参考なので,違うものが出てきても仕方がない.

専門知識について,本当に理解しているかどうかを問う試験と言う意味では,民間資格の方が厳しいと言えるかもしれない.

最も難易度の高かった資格(LPIC-2)

2016年に受験した資格で,個人的に,総合的に考えて最も難易度が高かったのは LPIC-2 だと思う.理由は以下のとおり.

  • LPIC-2 認定を受けるには,下位にあたる LPIC-1 認定を受けていなければならない.
    • いきなり LPIC-2 を受験することは可能のようだが,LPIC-1認定を受けていなければ,LPIC-2認定は受けられない.
  • LPIC-1 認定を含めて,LPIC-2 認定を受けるには,4回試験を受ける必要があり,受験費用は6万円近くになる.
    • 参考書費用を含めれば,7万円近くになる.
  • 4回試験を受ける分,合計して240問の設問がある事になる.
  • 解答は多くは選択式だが,記述式の解答もある.

記述式の解答は,例えば設定ファイルの名前や保管されているディレクトリの名前である.

LinuxでTAB補完シェルに慣れていると,ファイルやディレクトリは,頭文字数文字だけタイプしてTABキーで補完する事が多い.なので,改めてファイル名やディレクトリ名を問われると,「あれ?,あのファイルって,フルスペルなんやったっけ…?」と思い悩むことがしばしばあった.

240問の設問は,これはあくまで4回の試験の合計で,1回あたりの試験では設問数は60問.1回あたりの試験での設問数としては他の民間資格に比べると少ないほうだと思えるので,LPIC-2は,認定を受けるまでの合計設問数は多いものの,それを2レベル☓2で細分化しており,細かく着実にスキルアップできる試験とも言える.

misc/20161229_summary.1483005458.txt.gz · 最終更新: 2016-12-29 18:57 by tosihisa@netfort.gr.jp