毎日
2023年3月28日 (火曜日)
07:16:18
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Life
今月読んだ本の読書メモ。意外と少ない。
- 「How We Learn 脳が認める勉強法」
過去の実験研究を紹介しているので論文が読みたくなる。
学習のインターバルの話、身体的な学習と理論的な学習がどうも脳の違う部分によっておこなわれているらしい。過去のてんかん患者の実験ありがとう。学習の種類によって必要な睡眠の種類が違うっぽい。
インターバルによって持続時間が違うのでテストまでの時間から逆算してインターバルを設計できる。
そういえば昔暗記科目たくさんあった気がするんだけど最近は暗記科目ってあるんだろうか。
ひらめきのしくみについてもすこし考察されていて、寝かす孵化の時間が必要ということで十分いきづまるまで情報を詰め込んだあとはその課題から距離をおいてなにか違うことをしていても脳はどうやらそれから開放されていないようだ。
寝るという行為も神秘的でよい。
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「常用漢字表の字体・字形に関する指針: 文化審議会国語分科会報告」
漢字の表記のゆらぎについての指針。気になって読んだ。確かに印刷の文字と手書きの自体はあいかわらず乖離しているしこういうのは必要だろう。
先日息子にaってどう書くのと聞かれて気づいたが印刷文字のaは6の逆みたいな形をしていて実際に書き文字のαみたいな形とは乖離している。
- 「LEADER’S LANGUAGE 言葉遣いこそ最強の武器」(Leadership Is Language: The Hidden Power of What You Say--and What You Don’t) デイビッド・マルケ
p277,途中まで読んだ。作者の前作はなんか軍人が軍用の話をしている感じがしてとっつき難かったのだがこの本はまず民間の船舶の例からはいっていてよい。
嵐に突っ込む船舶の指揮系統について議論していて、いかに現場のちからを活用するかということを検討している。
心理的安全性とか呼ばれていることについての議論。
質問に使っている言葉とかは表層だとは思うんだけどどういうことになっていると思考停止モードに陥ってしまうのかを検出できるのはそうかと思う。
ブレインストーミングをやるといって数人しか発言しないのはどうしたらよいか、
事前に紙に書いてもらったりしてそこから取り込むとか。
現場は危険を理解していたがそのまま嵐に突っ込むということはこれで回避できる。
リーダーの知識レベルにとどまってしまう組織と何故かチームメンバーが活用できている組織の違いというのがここにあるんだろうな。
翻って自分はどうだろう。
07:34:36
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Life
rustパッケージの追加方法をわかっている気がしたのだがしばらくしたら全く忘れてしまった。
2023年3月12日 (日曜日)
10:12:09
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Life
Emacsが起動しっぱなしであることに色々と依存している生活をしている。
停電とか何らかのイベントがあるとEmacsを再起動することになり開いているバッファ一覧がリセットされる。
最近開いたバッファから作業することが多いので再起動後は作業効率がおちる。なんかもうちょっとfind-fileまわりのツールを使ったら改善するのかもしれないけど要検討。
2023年3月5日 (日曜日)
17:15:28
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Life
今月読んだ本の読書メモ。2月分を書くのを忘れていたら3月になってしまった。
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「藤原定家「明月記」の世界」村井康彦。
家族の話と昇進の話が中心に。徘徊の話よりもっとドロドロとした話が中心であった。
死産のはなしであるとか、若く死ぬ話とか、若い天皇と後見人の話であるとか。
内容がよくわかったかどうかわからないけど翻刻本を読む気力が少し湧いた。
明月記、年数も長く、登場人物も多いので大変だな。日記なので特に脈絡もないし。
あと肝心な政変がおきているあたりは欠落しているらしくおそらく誰かが取り出してしまっているのか。
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「はじめての茶の湯」千宗左。
表千家の入門書。なんか違うのかなとおもって読んだ。茶巾の拭き方が違う。
ふくさのちり打ちという動作があってポンという音を基本的な点前から鳴らすらしい。
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「OPTION B: 逆境、レジリエンス、そして喜び」シェリルサンドバーグ。そういえば前の本良かったなぁと思ってふと読んでみたらそこから起きたことが過酷すぎて辛くなってしまう。
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「長闇堂記・茶道四祖伝書 現代語でさらりと読む茶の古典」神津朝夫。
エピソード集。長闇堂記は奈良春日大社の神人久保権太輔、長闇堂の部分は本人は気に入っていないのかもの下りはそうかもしれない、本人は自分をそう呼称していない。
田中与四郎が千宗易になり、千利休にかわっていく表記、なれないと難しい。
茶道四祖伝書のほうは松尾久政、抄訳なのでかなり省略されている感じがする。
利休の娘のエピソードどれくらい関係あるのだろうか。
細川三斎が目を患っていて茶器をよく見えていない下り、すごく大変そうだなとおもった。
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「『山上宗二記』と茶人宗二」神津朝夫。
山上宗二記全訳して順番をアレンジしているような。山上宗二のもともとが人宛に毎回少しづつアレンジしているのでどれが決定版というのがなく、
現在知られている最後の本をベースにしているようだ。
なぜ二種類あるのかも解説してある。すでに十分教えている人には覚書程度の内容でよくこれから教える可能性のある人には「なお口伝あり」などと思わせぶりな内容になるというのはまぁ納得感がある。
おそらく息子道七には原本が渡っているのではないかと思われるがどうか。
本人は高野山とか小田原とかに移動しながら書いていたはず。
茶道具についての解説が多いがその他の心得についてもいくつか書いてある。
解釈してみると面白い。
書いてあることがなんだかよくわからないので美術館にいく気力が湧いてくる。
唐由来の名物を当世不要とかしているのがおもしろい。時代が変わったんだろうな。
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「そのとき日本人は何人養える?」
鎖国したら3000万人くらいしか養えないというのが結論だけどおもしろい。
石油の輸入により肥料は成り立っているのでそれがないと厳しい。
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「不白筆記」川上 不白。
表千家七代目如心斎のころの人、江戸に下り江戸千家。
修行メモが翻刻されて出版されている。
お点前の細かい流れとかが書いてある。最初の数ページ眺めた。読みにくいかと思ったら意外と読める気がするのでちょっと眺めてみようかな。
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「明月記」国書刊行会。
藤原定家。
やたら古めかして、1911年のものを復刻したのかな。
調べたら国会図書館のウェブにあった。
なんか解説本を読んだあとだと読める気がしてくる。
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「明治文學全集 46」。
新島襄の文章とかがよみたくて。
2023年3月1日 (水曜日)
13:32:07
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Life
3月になってしまった。CrosvmのDebianパッケージいじるのも一段落したっぽいので整理してアップロードできるかな。
Junichi Uekawa