whizzytexを愛用しているうちに,DocBook XML の文書を whizzytexのように編集したいという欲望が発生した. その目的を達成するために,2003年の元旦,作業をしてみた. まず,HTMLを表示できるようにし,その後DocBOOK XMLに挑戦した.
elispでpost-command-hook を使い, Cのプログラムにメッセージを送信する. Cのプログラムがヒューリスティックを用い, mozillaに更新メッセージを送る. mozillaが更新するときに,emacsが 編集中のバッファをelserv経由で提供する.
DocBookの実装方法は:編集中のドキュメントの現在カーソルがある部分に近いセクションのXML部分を 切り取り,それをxsltproc に elserv 経由で提供する. xsltprocはその出力をmozillaに与える.
whizzytexほどすばやい反応は体験できないが,動くものはできた.
PSGMLの快適さを利用しつつも,mozillaのレンダリングを利用できる なんともいえない作品です. LMS 2003年1月で紹介しました.
しかし,qemacsの方がレスポンス等の面では優れています. あくまでもemacsで文書の編集をしたいという方におすすめ.
ファイル置場に,ソースがおいてあります. Debianの公式パッケージになっています.
利用には,elserv が必要です. また,DocBook XMLのためには,xsltprocとldp-docbook-stylesheets が必要になります.
./configure ; make ; make installしてください. /usr/local/share/wysihtml/wysihtml.el と /usr/local/share/wysihtml/wysidocbookxml.el ができるので, (load-file "/usr/local/share/wysihtml/wysihtml.el") (load-file "/usr/local/share/wysihtml/wysidocbookxml.el") 等の記述を.emacsに追加してください. M-x wysihtml-modeでwysihtmlモードになり, M-x wysidocbookxml-mode でwysidocbookxmlモードになります.
大体動いています. 凄く遅いです. ctrl-lで現在表示している部分の再表示をしようとします.
$Id: wysihtml.html.ja,v 1.13 2005/05/11 11:57:25 dancer Exp $