2005年1月28日 (金曜日)

22:13:08 # Debian 「そのパッケージのインストールはapt-get installだけでよいです.」 「apt-lineは?」 「mainに入っているので標準でよいよ」. そんな会話をDebian ユーザの間でかわしている場合 Debianをしらない人はどんな顔して聞いていたら良いのだろう?

apt-get は,Debian GNU/Linux で利用するパッケージマネージメントのシステムAPTの 最も基本的なインタフェースの一つ. コマンドラインベースでコマンドを発行するためのもの. apt-get install パッケージ名というように指定すると, 指定した名前のパッケージをインストールしてくれる. dpkgとは違い,該当するパッケージと追加で必要な ファイルをhttp経由などでダウンロードしてくれて, インストール処理をしてくれる. 実際には裏ではdpkgを実行している.

apt-line と呼ばれるのは, apt-getの設定ファイルである/etc/apt/sources.listに記入する設定行. 例えば,deb http://ring.asahi-net.or.jp/archives/linux/debian/debian/ unstable main contrib non-free と指定すると, apt-get updateコマンドを発行してキャッシュを更新したら, apt-get installで指定したサーバからパッケージをダウンロードできるようになる. この行はring serverにあるミラーからhttpで unstableのmain/contrib/non-freeを取得するという意味. 設定についての詳細はman sources.listに詳しい.

今後aptで問題となるのは,パッケージ数が1万を越えたDebianのなかでいかに必要なパッケージを 探索するのか,というインタフェースの部分と,apt-getというインタフェースではないより GUI向けのインタフェースをどう作るか,ということだろう. debconfにはHTTPインタフェースや,GTKインタフェースがあるため, もっとGUIを活用することもできるはずだ.

そんな試み,というかネタの一つでapt-mode.elがあるんですが,まだまだですね.放置中. debconfのemacsフロントエンドとかあるとおもしろいかも.

Junichi Uekawa

$Id: dancer-diary.el,v 1.85 2005/01/23 15:38:54 dancer Exp $