23:21:38 # Debian 「あぁ,そのパッケージね,PTSでトラッキングしてるから大丈夫だよ」. そんなことを言う人が居る. 何が大丈夫なんだろうか? DebianでのPTSってなんだろう?
PTSはpackage tracking systemの略. 各パッケージ毎にパッケージの状況がわかるページがある. 特徴としては, subscribeするという旨をメールすると, そのパッケージに関連したバグ報告などのメールを受信できるようになること. 従来では,メンテナとして,Maintainerフィールドに書いてある人しか パッケージに関してのバグ報告のメールなどは受信できないようになっていた. PTSによってパッケージに関連したバグ報告をメンテナ以外が受信できるようになる. これで,気になるパッケージが今どういう状況で,あのバグがどうなっているのか,逐次報告が受けれるようになる.
この流れは,Maintainer/uploaderフィールドに受け継がれていった. Uploaderに追記するのは,いわゆるコミット権を持つということなので, 開発に積極的に参加し,認められる必要があるが, PTS自体は開発者指向でなくても利用できるため, ユーザ側からの活用もできるのではないだろうか.
RSSなどの新しいプロトコルが普及しているので,今後は,メール以外のインタフェースでの展開もできそうだ.
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