2023年9月24日 (日曜日)
07:56:58
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Life
今月読んだ本の読書メモ。
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「良い戦略、悪い戦略」リチャード・ルメルト。
nvidiaについてのケーススタディーになっていて非常に興味深い。10年前の本なので当時の考えと今の答え合わせができるのもよい。18ヶ月で製品が出せるチームを3チームおいておけば6ヶ月に一回製品が出ると。
カリスマであるとかニューソート運動の話とかがおもしろかった。ポジティブシンキングをすることで魔法のように問題が解決するという派閥がいるという主張。いやーそりゃそうだな。自己啓発本の一角をしめているそれらがそこから由来であるという解釈。
目標数値を並べるだけのものは戦略ではないと、ごもっとも。
科学と置き換えて書いてくれている部分がしっくりきた。
戦略は科学であるところの仮説であり、実行は実験であると。
フロンティアにおいてはアイデアが整然とエンジンのクランクを回したら出てくるというようなものではないと。
カーネギーとテイラーの10のリストを作って上から実行するという話は、重要であって実行可能なもののリストを作るという話だったのか。
最初に思いついたアイデアで解釈しがちなのでその近視眼にどう対策するか、リスト化して、自分の判断を疑う習慣、そして重要な判断を記録する習慣が大切である。
アプローチとしては3つ、カーネル(診断、基本方針、行動)、問題を見極める、最初の案を破壊する(自分でバーチャル賢人会議してしまう)。
自分の判断を記録するのは大切で、最初と変わったならそこから学習できる。
明日の会議、誰が反論し何が紛糾し反対賛成に回るか予想するといいのか。
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「蜜蜂と遠雷」p100まで読んだ。ピアノの話、わくわくする。
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「並行プログラミング入門」p59まで読んだ。入門部分がえらく親切。こんなに説明しないといけないのかなと思うけどでも把握していないとそこから後ろはわからないよなぁ。
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「マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力」テレサ・アマビール、 スティーブン・クレイマー。
インナーワークライフを良くすることは大事である。そのためには小さな進捗が常に出るようにしていくのが良い、というのが修論。進捗は小さくてもいいらしい。
マネージメントの影響は支援をすることと栄養(気持ちよく働けるように言葉や行動)を提供することにある。
毎日忘れがちな進捗をチェックリストで確認とか。ほめるとかはげますとか、ブロッカーを確認するとか。
実験方法が日記調査なんだけどその日記を記録するという行動自体に何らかの効能がありそう。
18:46:35
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Life
Debian Projectメンバーの死去。もう十分長い歴史があるので今まですでに何人も亡くなることもあったけど、
Abhraham Rajiがなくなったと。