2023年5月27日 (土曜日)
11:25:01
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Life
今月読んだ本の読書メモ。
- 「オートエスノグラフィー:質的研究を再考し、表現するための実践ガイド」。
オートエスノグラフィーについての入門書。調査する人が自分を研究対象とするときについて。
カミングアウトは一度で終わるわけではなくて人生を通して何度も行うことであるとか、外部からの観察ではわからないことが多いとか、
部外者がズカズカと入っていって良いものではないとか、考えたこともなかったポイントが色々あった。
文章の書き方についての一般論もちょっと入っていて、Steven Kingの言葉を引用して、毎日文章書きましょうというのはどうだなと思った。
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「茶の湯 わび茶の心とかたち」熊倉功夫。
茶道をその時代背景から考察したもの。当時の風俗をベースに茶道にどうアレンジしたのかというのを語っていて面白い。
あと、南方録を参考書として引用していて論説を展開。色々とおもしろい仮説があって、回しのみをするのは酒盛りをするかわりにおちゃで一座建立を演出するためではないかとか。
歩き方は練る歩き方というのがもともとあって今の能に伝わっておりそれが茶道でもつかわれているのでは。
座り方は片膝だったのではないか。
季節感はそもそも最初はなかったがあとから追加されたものではないか。
最初は軸がなかったところに絵とか文字が入り始めたがそれも同じものを毎回使っていた。
- 「売上最小化利益最大化の法則」木下勝寿。
売上を上げるのを目指すより利益を上げるのを目指したので経営が安定できたという主張。そうですか。
ちょっと僕には響かなかった。
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「the format 」石倉秀明。
リモートワークには文章が重要で、こういうテンプレートで書いたらよく伝わるよというの。
文章をNotionに蓄積していくとどんどん情報が集まっていく。
何を試したのか、結果の書き方、期限。
Design Docのフォーマットも良いけどこれも良いかなと思った。なんでもいいんだけど多分聞かれたら答えられることが多いので質問を用意しておくことが大事な気がする。
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「パパこそ日記を書きなさい」パパコーチゆーき。
妻と長女と別居中で息子二人と暮らすパパの書いた本、すごい。大変そう。
目的を目標に分割しろとかSMARTとか、ツールとして日記を使えということなのだが日記の種類をたくさん提案してておもしろい。
日記も書くだけじゃなくて反省と行動につなげていって初めて価値が出るということでなんか反省せねばならんなと思いながら今日も日記を書いている。
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「Soft Skills」第2版。ジョン・ソンメズ。
最初はなんか胡散臭いなぁと思って読み始めたんだけど途中から面白くなってきた。
こんな本をまとめるのはおせっかいが好きな人だなぁという感想。
Focusの価値とか、学習のステップについてとか、メタな部分で重要な話がまとまっていてよいかも。
プロダクティビティーとかについて入門するにはこれをきっかけにできるかも。