2021年3月27日 (土曜日)

10:08:51 # Life 今月読んだ本の読書メモ。

• 「ツレと私の二人暮らしマニュアル」 「つれうつ」の作者が「つれうつ」を書く前にツレの鬱をカミングアウトせずに書いた本、 日常が描かれているが辛い中での明るい話題をかいている。 なぜかつれが会社をやめる描写とかが不自然すぎて良い。
• 「自閉症は津軽弁を話さないリターンズ」 日々の経験と研究についての随筆。 結論が書いているわけではなくて日々の試行錯誤と検討について書いてある。読んでない人のなかではタイトルは有名でタイトルだけが独り歩きしている気がする。 ASDは方言を学びにくく使いにくい傾向というのがあってそれは人との対応と親しさのはかり方に困難があるんだろうと。 サリーアン実験というのがあって他人の気持ちを推察する能力について計測できる。 エコラリアというのはおそらく意味をわからずに言葉を繰り返している現象。 人をみているとミラーニューロンが反応するといわれているがASDだと違うんじゃないかとか。 暗黙vs明示でASDだと暗黙が理解できない。 絶対音感という音の捉え方だと捉えにくいものがあり、言語についてもそうなのではないか。
• 「自閉症スペクトラム家族が語る我が子の成長と生きづらさ」 診断があれば早く支援できていたのに成長してしまってから盗みで捕まってからとかだと辛い。 親の手伝いは予測できない。おねがいすることによるトークンエコノミーを成立できるか。
• 「休み時間の免疫学」 IgM IgGとかが紹介、いつ増えるかとか。 サイトカイン。ケモカイン。 血液中を遊走している物質を細胞に呼び寄せる必要があるとか基礎的な事項を教えてくれる。 しかし読みやすく書いているんだろうが、当時はなかったかもしれないけどいまは「働く細胞」漫画のほうが読みやすいので漫画は偉大。
• 「思想としてのパソコン」 初期のパソコンに関連した有名な論文を集めた随筆集。 Ted NelsonのXanaduについて、ネットワークとVirtuality。 Vannervar Bushの図書館について。 Voderがキーから音、Vocoderが音からキー。 TuringのImitation Game。 コンピュータについて、バベッジは機械であり、電気であることは本質ではない、そして神経も電気であるというあたりはふむふむ。
• 「マンガでわかる発達障害の僕が羽ばたけた理由」 栗原類。漫画でエピソードを紹介していて簡潔でわかりやすい。 ハーフの帰国子女というだけで排斥されるだろうに発達障害もあったら相当生活しにくそうな学生生活だなと思った。 「ADD」との診断は今では何になるんだろう。用語がどんどん変わっているのでついていくのが大変だなぁと思う。 どこで踏ん張るか、薬は使うべきか、安心する薬は使っているが、コンサータは使っていないとか。
• 「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」 栗原類。漫画になる前の本だと思うけど個人的には読むのがしんどかった。
• 「続知的生活の方法」渡部昇一。 書斎をLibraryという、家に本があったほうがよい。年取ってからは普及版より本の質が良いほうが良い。５０歳になると読める本の残りも大したことはないので良い本を読みたくなる。定年後図書館に通えるか、難しい。 知的生産のための環境、喫茶店での会話はよいがバーで酒飲みながらはよくない。 機械的に書くことを日常に組み込む。 書き始めるとチェックすることが多数できる。 夏目漱石は朝毎日書き、そのあとは遊んでいたらしい。
• 「これから始める人のJavascript・Vue.jsの教科書」 ES/TS/Vue.jsの説明。なんかザーッと眺めたけどなんだか読む気が起きなかった。
• 「集合と位相を何故学ぶのか」藤田 博司。 フーリエ変換、積分、ルベーグ、ラプラスとか流れるようなストーリーで説明してくれる。 読み終わってから気づいたけど位相という単語は最後のページにしか出てこない？
• 「初期仏教」馬場 紀寿。 インドのもともとの仏教の姿に迫る。 最初は口伝でそれをある時点で筆記したという形なので当時からの古い文献というのがない。 しかし複数の週はで共通ならばそれはおそらくそのころの情報なのだろうということで三蔵の「律」は出家した人たちのルールの本なんだけどエピソードが散りばめられているのである程度わかると。 当時の宗教は儀式を重んじていたが、それに対して五戒を習慣として守ることで救われるというような教義だっただろう。
• 「文藝春秋２０２０年の論点１００」 ２０１９年が平和だったんだなぁと感じた。 （移民がパワーの厳選だったが移民が減っている）米国と（人がじゃぶじゃぶいることがパワーの厳選だったが人が減っている）中国のパワーバランスはどうなるのか。
• 「MikuMikuDanceのキャラクターモデルメイキング講座」 BlenderでMMDのモデルを造る方法を紹介している。Blenderの使い方がピンとこないのでなかなか入門できない。 ざっと読んですごいなぁとおもったがなんか自分でできる気がわかなかった。
• 「ファイナンシャルプランナーになる」 １０年前のガラケーの世界で資格の勉強の仕方を指南する本、ちょっと時代を感じたのは SNSではげみにするというあたりで紹介されているSNSがGreeとMixi。そうだった。 FPの資格どういうのがあってどう勉強するのが良いのかという話だけで一冊おわってて複雑すぎるとおそれおののいている。
• 「海軍戦略」マハン。 開いてびっくりしたけどこれは昭和初期に翻訳されて出版された本の1978年の復刻。フォントと表記が明治の香り。