ユーザ用ツール

サイト用ツール


raspberrypi:log20171231_rpi3_ntp_stratum_1

差分

このページの2つのバージョン間の差分を表示します。

この比較画面にリンクする

両方とも前のリビジョン 前のリビジョン
次のリビジョン
前のリビジョン
最新のリビジョン 両方とも次のリビジョン
raspberrypi:log20171231_rpi3_ntp_stratum_1 [2018-01-02 10:46]
tosihisa@netfort.gr.jp
raspberrypi:log20171231_rpi3_ntp_stratum_1 [2018-02-05 20:53]
tosihisa@netfort.gr.jp
行 1: 行 1:
-====== Raspberry Pi 3 で NTP Stratum-1 Server を作る(Raspbian jessie) ======+~~socialite~~ 
 +====== Raspberry Pi 3 で NTP Stratum-1 Server を作る(Raspbian stretch) ======
 {{ :raspberrypi:20171231_img_0021.jpg?240 |}} {{ :raspberrypi:20171231_img_0021.jpg?240 |}}
  
-[[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|こちら]]紹介した NTP Stratum-1 Server は,3年10ヶ月ほど正確な時間刻み続けていました2017-12-23 に起動不能になり正確な時刻を刻み続けるこができなくなりした+Raspberry Pi 3 で NTP Stratum-1 Server を製作したのでノートして記録し
  
-の後継サーバとして Raspberry Pi 3 で NTP Stratum-1 Server を製作したので,ノートとして記録します.+以前に [[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|ちら]]紹介した NTP Stratum-1 Server は,3年10ヶ月ほど正確な時間刻み続けていましたが,2017-12-23 に起動不能になり正確な時刻を刻み続けることができなくなりました.これは初代ラズパイで製作したので,今回はラズパイ3で製作します.
  
 コメントなどありましたら, https://twitter.com/tosihisa 宛に頂けたら助かります. コメントなどありましたら, https://twitter.com/tosihisa 宛に頂けたら助かります.
行 10: 行 11:
 ===== ●変更履歴 ===== ===== ●変更履歴 =====
  
-* 2018-01-01:初版+  * 2018-01-01:初版 
 +  * 2018-01-02: jessie ではなく stretch の間違いでした! 
 +  * 2018-01-02: 「config を変更して」→「kernel config を変更して」
  
 ===== ●まとめ ===== ===== ●まとめ =====
行 29: 行 32:
 [[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|前回]]と異なり,今回は ntpd のコンパイルは行わず,Raspbian にパッケージされている ntpd をそのまま使います. [[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|前回]]と異なり,今回は ntpd のコンパイルは行わず,Raspbian にパッケージされている ntpd をそのまま使います.
  
-Linux ディストリビューションは Raspbian jessie です.+Linux ディストリビューションは Raspbian stretch です.
 http://www.raspberrypi.org/downloads から得られる Raspbian Raw Images を SD カードに書き込みます.私は 2017-11-29-raspbian-stretch-lite.img を書き込みました. http://www.raspberrypi.org/downloads から得られる Raspbian Raw Images を SD カードに書き込みます.私は 2017-11-29-raspbian-stretch-lite.img を書き込みました.
  
行 36: 行 39:
 ===== ●カーネル再コンパイル ===== ===== ●カーネル再コンパイル =====
  
-[[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|前回]]と同様に,NTP Stratum-1 に合うようにRaspberry Pi 3 の Linux カーネルをコンパイルします. カーネルソースへのパッチはなく, config を変更して再コンパイルします.+[[raspberrypi:log20140208_ntp_stratum_1|前回]]と同様に,NTP Stratum-1 に合うようにRaspberry Pi 3 の Linux カーネルをコンパイルします. カーネルソースへのパッチはなく, kernel config を変更して再コンパイルします.
  
 カーネルコンパイルの方法は, https://www.raspberrypi.org/documentation/linux/kernel/building.md の"Cross-compiling" 記載されている手順で進めました. カーネルコンパイルの方法は, https://www.raspberrypi.org/documentation/linux/kernel/building.md の"Cross-compiling" 記載されている手順で進めました.
行 78: 行 81:
 カーネル再コンパイルが済めば, https://www.raspberrypi.org/documentation/linux/kernel/building.md の手順通りにコピーとして Raspberry Pi 3 が新しいカーネルで起動するかを確認します. カーネル再コンパイルが済めば, https://www.raspberrypi.org/documentation/linux/kernel/building.md の手順通りにコピーとして Raspberry Pi 3 が新しいカーネルで起動するかを確認します.
  
-===== ●ntp 導入前の設定 =====+===== ●ntp 導入前の設定 =====
  
 ==== ●ソフトを最新状態へ ==== ==== ●ソフトを最新状態へ ====
行 136: 行 139:
 ==== ●CPU周波数の設定 ==== ==== ●CPU周波数の設定 ====
  
-CPU周波数を常に一定で動作させるようにします.+CPU周波数を常に一定で動作させるようにします.
  
 <code> <code>
行 198: 行 201:
 ===== ●NTPサーバの導入と設定 ===== ===== ●NTPサーバの導入と設定 =====
  
-NTPサーバをインストールします.冒頭で記載した通り,今回は Raspbian jessie の NTP サーバをそのまま使います.+NTPサーバをインストールします.冒頭で記載した通り,今回は Raspbian stretch の NTP サーバをそのまま使います.
  
 <code> <code>
行 204: 行 207:
 </code> </code>
  
-Raspbian jessie では systemd-timesyncd が SNTP クライアントとして動作していますが,NTP サーバをインストールして再起動すると,systemd-timesyncd は起動しないようになっています.+Raspbian stretch では systemd-timesyncd が SNTP クライアントとして動作していますが,NTP サーバをインストールして再起動すると,systemd-timesyncd は起動しないようになっています.
  
 ''sudo vigr'' を実行して, ''dialout'' グループに ''ntp'' ユーザを所属させます.これにより,ntp サーバが ''/dev/ttyAMA0'' と ''/dev/pps0'' にアクセス出来るようになります. ''sudo vigr'' を実行して, ''dialout'' グループに ''ntp'' ユーザを所属させます.これにより,ntp サーバが ''/dev/ttyAMA0'' と ''/dev/pps0'' にアクセス出来るようになります.
raspberrypi/log20171231_rpi3_ntp_stratum_1.txt · 最終更新: 2018-02-12 22:59 by tosihisa@netfort.gr.jp