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raspberrypi:log20141229_bplus_start

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raspberrypi:log20141229_bplus_start [2014-12-29 19:16]
tosihisa@netfort.gr.jp 作成
raspberrypi:log20141229_bplus_start [2014-12-29 23:54] (現在)
tosihisa@netfort.gr.jp [Raspberry Pi B+ の消費電力]
行 1: 行 1:
 ====== Raspberry Pi B+ 事始め ====== ====== Raspberry Pi B+ 事始め ======
 +
 +これまでは Raspberry Pi model B や A を使っていましたが,Raspberry Pi B+ も使い始めました.
 +
 +===== Raspbian のダウンロードと Micro SD カードへの書き込み =====
 +
 +私は普段から Linux ディストリビューションに Debian を使うことが多く,同じスキルで使える Raspbian を使います.\\ 
 +Raspbian イメージのダウンロードは http://www.raspberrypi.org/downloads/ からダウンロードしました.
 +
 +==== Mac OS X で dd を (ちょっとだけグラフィカル?に) 使う ====
 +
 +http://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/mac.md を読むと,dd コマンドで Raspbian イメージを書き込む方法が記載されています.
 +
 +ただ,dd コマンドはプログレス(書き込み進捗)がよく分からないので,brew で pv を入れて,以下の様にします.
 +
 +<code>
 +$ brew install pv
 +</code>
 +
 +<code>
 +$ diskutil unmountDisk /dev/disk4
 +$ cat ~/Downloads/2014-12-24-wheezy-raspbian.img | pv | sudo dd bs=1m of=/dev/disk4
 +</code>
 +
 +書き込みたいイメージを cat で出力して pv にパイプで繋ぎ,sudo dd で管理者権限で書き込みます.pv を通すことで,パイプを通る書き込みデータバイト数と時間,パイプにデータが通っているかどうかが分かります.パイプを通るので,理屈としては dd コマンド単独よりも時間を要すると思います.私は MicroSD に SanDisk Extreme Pro を使いましたが,書き込みに約30分ほど要しました.
 +
 +書き込む前に,''%%diskutil unmountDisk%%'' で MicroSD を全部アンマウントしています.
 +
 +Web の情報では,''%%diskutil unmount%%'' で良いようですが,面倒 :-) なので全部アンマウントしています.
 +
 +===== Raspberry Pi のモニター出力に EasyCap を使ってみる =====
 +
 +Raspberry Pi の興味深い点の一つにビデオ出力があります.Raspberry Pi にはHDMI出力がありますが,ここではビデオ出力を EasyCap で取り込むようにしてみます.
 +
 +{{ :raspberrypi:img_0016_1.jpg |}}
 +
 +注意点は,http://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?p=577977#p577977 に記載がある通り,Raspberry Pi B+ の4ピンジャックは標準的なビデオの4ピンジャックと結線が異なる点で,標準的なビデオの4ピンジャックの場合,赤色と EasyCap の黄色とを接続しなければならない点です.
 +
 +EasyCap で取り込むメリットは,ノートパソコンのモニターで Raspberry Pi の画面が確認できることと,画面キャプチャを撮ることが出来る点です.以下に Mac OS X で利用できる EasyCapViewer.app でのキャプチャ結果を添付します.
 +
 +{{:raspberrypi:スクリーンショット_2014-12-29_19.04.26.png?300|}}{{:raspberrypi:スクリーンショット_2014-12-29_19.07.49.png?300|}}
 +
 +上記は EasyCapViewer.app で画面サイズを2倍にして,それを Mac OS X 標準のスクリーンショット機能でキャプチャしたものです.
 +
 +ビデオ出力なので画面のにじみは避けられませんが,見て分からなくも無く,結果としては上々と思います.
 +
 +===== raspbian で真っ先にいれるソフト =====
 +
 +私は Raspberry Pi をモニター無しで使うことが多く,また IP アドレスは DHCP で自動割り当てして使うことが多いです.
 +
 +そのため,一々 IP アドレスを覚えられないので,名前解決できなければなりません.
 +
 +Linux や Mac OS X の場合,mDNS(マルチキャスト DNS)を利用できますので,以下のコマンドを Raspberry Pi で実行して,mDNS で名前解決できるようにします.
 +
 +<code>
 +$ sudo apt-get install avahi-daemon
 +</code>
 +
 +これで,Linux や Mac OS X から「ホスト名.local」でIPアドレスが分かるようになります.mDNS はマルチキャストで名前解決に関する情報を送受信するので,内部で DNS サーバを構築する必要がないので便利です.
 +
 +===== Raspberry Pi B+ の消費電力 =====
 +
 +ざっとですが以下の様な感じです.USB にはキーボードのみを接続しています.
 +
 +  * イーサネット未接続時:約 200mA
 +  * イーサネット接続時:約 250mA
 +  * Micro SD 書き込み時(''%%sudo apt-get install avahi-daemon%%''時):約 300mA
  
  
raspberrypi/log20141229_bplus_start.1419848219.txt.gz · 最終更新: 2014-12-29 19:16 by tosihisa@netfort.gr.jp