目次

Raspberry Pi B+ 事始め

これまでは Raspberry Pi model B や A を使っていましたが,Raspberry Pi B+ も使い始めました.

Raspbian のダウンロードと Micro SD カードへの書き込み

私は普段から Linux ディストリビューションに Debian を使うことが多く,同じスキルで使える Raspbian を使います.
Raspbian イメージのダウンロードは http://www.raspberrypi.org/downloads/ からダウンロードしました.

Mac OS X で dd を (ちょっとだけグラフィカル?に) 使う

http://www.raspberrypi.org/documentation/installation/installing-images/mac.md を読むと,dd コマンドで Raspbian イメージを書き込む方法が記載されています.

ただ,dd コマンドはプログレス(書き込み進捗)がよく分からないので,brew で pv を入れて,以下の様にします.

$ brew install pv
$ diskutil unmountDisk /dev/disk4
$ cat ~/Downloads/2014-12-24-wheezy-raspbian.img | pv | sudo dd bs=1m of=/dev/disk4

書き込みたいイメージを cat で出力して pv にパイプで繋ぎ,sudo dd で管理者権限で書き込みます.pv を通すことで,パイプを通る書き込みデータバイト数と時間,パイプにデータが通っているかどうかが分かります.パイプを通るので,理屈としては dd コマンド単独よりも時間を要すると思います.私は MicroSD に SanDisk Extreme Pro を使いましたが,書き込みに約30分ほど要しました.

書き込む前に,diskutil unmountDisk で MicroSD を全部アンマウントしています.

Web の情報では,diskutil unmount で良いようですが,面倒 :-) なので全部アンマウントしています.

Raspberry Pi のモニター出力に EasyCap を使ってみる

Raspberry Pi の興味深い点の一つにビデオ出力があります.Raspberry Pi にはHDMI出力がありますが,ここではビデオ出力を EasyCap で取り込むようにしてみます.

注意点は,http://www.raspberrypi.org/forums/viewtopic.php?p=577977#p577977 に記載がある通り,Raspberry Pi B+ の4ピンジャックは標準的なビデオの4ピンジャックと結線が異なる点で,標準的なビデオの4ピンジャックの場合,赤色と EasyCap の黄色とを接続しなければならない点です.

EasyCap で取り込むメリットは,ノートパソコンのモニターで Raspberry Pi の画面が確認できることと,画面キャプチャを撮ることが出来る点です.以下に Mac OS X で利用できる EasyCapViewer.app でのキャプチャ結果を添付します.

上記は EasyCapViewer.app で画面サイズを2倍にして,それを Mac OS X 標準のスクリーンショット機能でキャプチャしたものです.

ビデオ出力なので画面のにじみは避けられませんが,見て分からなくも無く,結果としては上々と思います.

raspbian で真っ先にいれるソフト

私は Raspberry Pi をモニター無しで使うことが多く,また IP アドレスは DHCP で自動割り当てして使うことが多いです.

そのため,一々 IP アドレスを覚えられないので,名前解決できなければなりません.

Linux や Mac OS X の場合,mDNS(マルチキャスト DNS)を利用できますので,以下のコマンドを Raspberry Pi で実行して,mDNS で名前解決できるようにします.

$ sudo apt-get install avahi-daemon

これで,Linux や Mac OS X から「ホスト名.local」でIPアドレスが分かるようになります.mDNS はマルチキャストで名前解決に関する情報を送受信するので,内部で DNS サーバを構築する必要がないので便利です.

Raspberry Pi B+ の消費電力

ざっとですが以下の様な感じです.USB にはキーボードのみを接続しています.