2007年2月3日 (土曜日)

13:36:50 # Life kvm で loadvm を使ってみた。 簡単ですな。 Windows などを KVM 内部で利用していると、毎回Windowsの起動画面を見るのも面倒なので、起動した状態でおいておきたいな、と思いはじめます。 そこで、loadvm/savevmを利用するわけです。 まず、準備として、kvm で Windowsなりを起動して、すきな状態におきます。 ログインして必要なアプリケーションを起動した状況が一番便利でしょう。 その状況で、ctrl-alt-2でコンソールで切替え、 'stop'(仮想マシンの停止), 'savevm 状態ファイル名'(仮想マシンの状態の保存), 'quit'(終了) とします。 一度これをやってしまうと、ディスクの中身さえかわっていなければ何度でもこの状態から起動できるようになります。 ディスクの中身を変えないためには毎回 COW デバイスを作りなおせばよいですよね。 qemu-img create の -b オプションでベースイメージを指定してあげれば、 そのイメージとの差分を新しいファイルに書き込むような COW デバイスを作成できます。 毎回このファイルをつくっては捨てればよいわけです。そうして、作成したCOWデバイスと保存した VM ファイルを利用すれば 10秒くらいで使える状態でVMが起動するようになりました。よかったよかった。

[作成時の手順]
kvm ... -hda winxp.img で起動

コンソールで
stop
savevm winxp.state(状態ファイル名)
quit

[起動時の手順]
qemu-img create -b winxp.img winxp.img-work
kvm. ... -loadvm winxp.state -hda winxp.img-work
	
Junichi Uekawa

$Id: dancer-diary.el,v 1.91 2006/06/15 15:14:10 dancer Exp $