2006年1月1日 (日曜日)

00:13:13 # Life 真のksh. カーネルハッカーのためのシェルとはなんだろうか,というのを思索して,こんなものではないのか,と思い付いたので,作成しました. あけましておめでとうございます.今年もよろしくお願いします. 昨年もいろいろな方におせわになりました.今年もさらにいろいろとあるとは想いますが,宜しくお願いします. で,そのシェルですが,binfmtcを踏襲して,適当実装ではありますが, 入力した行をCのコードとして,モジュールを作成してinsmod/rmmodを実行します. カーネル空間じゃないとできないんだけど,一行でよいんだけど...といいう場合に重宝するかも. ソースコードはここにあります.binfmtcでスクリプトとして実行する用法を想定しています. 実行結果例を提示します...

$ sudo ./realksh.c
REAL ksh: printk ("hello\n");
  Building modules, stage 2.
KMSG: <4>hello

REAL ksh: printk ("%x\n", mfmsr());
  Building modules, stage 2.
KMSG: <4>9032

REAL ksh: printk ("%x\n", mfspr(SPRN_MMCR0));
  Building modules, stage 2.
KMSG: <4>0

REAL ksh:
	

13:20:40 # Life ppcg4のためのoprofileサポート. 冬休みを利用して,ibook G4 にoprofileのサポートを追加しようとハックしていたのですが, 実はAndy Fleming がすでにパッチを投げてました. 気づいていなかったよ... まぁ,oprofile の挙動がよくわかったので,それはそれでよかったことにしておきますか. 今まだマージされていないところを見ると,おそらくメインストリームのカーネルにマージされるのはしばらくかかりそうなので, すくなくともローカルで動くようになっているということはよいことですかね. 自分で作ってみたパッチをおいておきます,まだTODOは,ありますが,7447AのCYCLESカウンタに限れば,動きます. kernel 2.6.14 に対してのパッチ. oprofile 0.9.1 に対してのパッチ.

20:04:27 # Life xpdfでしおりがばける件について. xpdfでしおりがばけて表示されているのだが,ながいあいだ放置していて何もしていないのもなんなので, それについて調べてみた. どうやら,PDFファイルからよみこむところまではしているのだが, 内部で一旦latin-1に変換していて,そこでlatin-1外の文字列を削除している. OutlineItem::OutlineItemにて実際の処理をしていて, 文字コードがlatin-1である,ということは XPDFViewer::setupOutlineにて指定している. まずここを直してEUC-JPなどに変換するようにしてあげれば,内部的には文字情報は失われない. だが,XPDFViewer::setupOutlineItems にてXmCreateLabelGadgetに対して何を渡したら漢字で表示してくれるのかがわからん. Motifに降参. 気をまぎらわすために他の実装を確認すると,gpdfはしおりだけは正常に表示できて, 本文の日本語が表示できず,kpdfも同様だった. まだこれからいろいろと修正が必要っぽい,ということで.

Junichi Uekawa

$Id: dancer-diary.el,v 1.90 2006/01/31 11:16:16 dancer Exp $