つれづれ日記 2005年3月

予定

毎日


2005年3月31日 (木曜日)

07:22:30 # Debian 「debian/rulesをみたんだけど,なにもmakeのルールらしきものが書いていないんだけど」 「あぁ,これね,debian/rulesでincludeしまくっているやつでしょ,それはcdbsだよ」. そんなことを言われてもcdbsを使っていない人にはわからない. cdbsってなんだろう.

cdbsはCommon Debian Build Systemの略. debian/rulesに記述する内容を簡素化することを目的として設計された. debhelperは コンポーネント毎のスクリプトを準備してそれをdebian/rulesスクリプトから順番に呼び出してください,という形で設計された. cdbsは,debian/rules内部で必要な変数の値を設定してから, cdbsのmakefileをインクルードすればよい,という設計になっている. そのため,debhelperで書いたdebian/rules が100行以上の大作になりがちなところ, cdbsで作成したdebian/rulesは少ない行数でかける.

一般的なケースについては省力化することは重要で,cdbsは 同じようなdebian/rulesを量産する結果となっているdebhelperの 共通部分を統合したという点で特筆すべき. cdbsが登場したのが2003年なので最近の成果. しかしすでにcdbsを利用しているパッケージの数は700近く,Debianのソースパッケージの10%近くが cdbs で管理されている.

cdbsにもパッチ管理システムがあり,dpatchに似た,それよりも省力化されたパッチシステムが採用されている. しかしながら,最近はcdbsでもdpatchに対応しているので,dpatchが利用できる. dbsに似た形式でも管理できるらしい.

今後,よりcdbsが普及していくにしたがって, debian/rulesを各人が独自にメンテナンスしていく風潮が統合的にメンテナンスしていこうという 方向に修正することを期待したい. Debianのように大規模なオープンソースシステムにスケールさせるためには, その中で同じようなことをくりかえしすることに関しては,省力化は重要だ.

08:16:05 # Life オレオレエンジニアのガイドライン.おもしれー.

21:37:31 # Life 今日のカーネル. 今日のbk版のlinuxカーネルにあげてみたら, alsaがまた変わっているらしく,ボリュームがゼロだ. alsaのなにかが変わるたびに音量がゼロになってしまって起動するのはなんとかならんかなぁ..

$ uname -a
Linux atoron 2.6.12-rc1 #1 Thu Mar 31 07:25:10 JST 2005 i686 GNU/Linux
	

2005年3月30日 (水曜日)

08:27:42 # Debian 「debian/patchesというディレクトリがあって,そこにパッチがたくさんはいっているんだけど,なんだ」 「あぁ、それね、dpatchだからdpatch-list-patchコマンドうってみな」. そんな会話,Debianユーザでも頻繁には聞けない. dpatchってなんだろう.

dpatchとはDebian のソースパッケージの中で,Debianパッケージ適用しているパッチを 一つのdiff.gzとして管理するのではなく,複数のパッチとして管理するためのシステム. 特徴としては,ソースコードがdbsのようにtarでかためられた形で配付されているのではなく, Debianの標準的な形で配付されていること. debian/rules patchコマンドでパッチを適用し, debian/rules unpatchコマンドでパッチを逆に適用する.

dpatch自体はdbsより後にでてきた. tar.gz形式のファイルをtar.gzファイルの中にいれるという dbsの形が望ましくないと考えている人達には受け入れられた. ただ,問題点としては,dbsも同じなのだが,ソースディレクトリにあるファイルを直接そのまま 編集しても, dpatchのパッチの使い方がわからないとうまくビルドできない場合があるということ. Debianソースパッケージの中のソースへの変更は基本的にすべてそれぞれ一つのパッチとして扱い,管理する必要がある.

変更についてそれぞれdebian/patches/以下においたパッチファイルになり, 変更の意味についてコメントを書くため,どういう変更を適用したのか,という点がわかりやすい. どの変更を適用しなくしてみるか,という選択が,debian/patches/00listファイル を編集するだけでできるので,それもよい.

しかしながら,dpkg-source -xしただけではビルド時につかわれるソースコードが展開できないことは 変わらない. 最終的には今後の改善としては,dpkg側でサポートすることになるだろう. それまでの一時的な対応として,パッチを適用した後のインタフェースの標準化が必要なのではないだろうか.

22:47:47 # Life 発注していたDebian名刺が到着. あまりふかく考えなくて500枚注文したのだが,500枚って凄く多い. 到着した荷物をみてびっくりした.

2005年3月29日 (火曜日)

06:50:52 # Debian 「このDebianソースパッケージ,展開してもソースコードらしきものが無いんだけど」 「あぁ、これね、dbsだから、ちょっとdebian/rulesの中読んでみな」. そんな言い訳,Debianユーザでないと成立しない. dbsって何だろう.

dbsとは,debian build systemの略らしい. 通常,Debianのソースパッケージは展開したらソースコードが入っているのだが, dbsで管理されているソースパッケージを展開すると中にはいくつかの tar.gzファイルなどがあるだけ. debian/rules からdbs-make.mkがincludeされていたら大抵の場合は debian/rules setupを実行したらソースコードが展開される. debian/rulesからsys-make.mkがincludeされていたら大抵の場合は debian/rules source.makeを実行したらソースコードが展開される. その他の場合は適当.

dbs管理にはtar.gzがそのまま残って,別途複数のパッチを管理して, 適用できるという利点があるらしい. ただ難点としては,Debianパッケージを展開した状態から なにかコマンドをうたないとソースコードが見れない点. また,ソースコードを展開するコマンドが統一されていない点. 複数バージョンのdbsが存在するが,それぞれ ドキュメント化も十分されていない場合が多い.

今後はdbs関連のインタフェースの統合,ドキュメント化などが望まれる. 将来的にはdpkgに複数パッチの管理機能などが統合される予定らしい.

07:26:38 # Life 先日のカーネル読書会の発表のトランスクリプトを作成してくださった方がいらした. いただいたので掲載しておきます.

07:52:24 # Life GNU archとの格闘. tlaをつかうためにした設定をまとめてみると下記みたいになるかな?

2005年3月28日 (月曜日)

07:10:06 # Debian 「このパッケージのソースコードがみたいんだけど」 「apt-get sourceでソースコードをゲットしてみろ」. そんな会話Debianユーザでないと成立しない. apt-get sourceってなんだろう.

Debianで利用するアプリケーションはdebパッケージ形式で配付されている. Debianのmainディストリビューションに入っているアプリケーションはすべてDFSGに合致しているので, ソースコードとともに配付されている. ただ,通常はソースコードはシステムには入っていなく,別途ダウンロードすることになる. Debianのアプリケーションインストールツールであるaptを利用するのであれば, ソースコードのダウンロードのためにapt-get sourceと呼び出せば良い. そうすると,ソースコードをダウンロードしてから展開までしてくれる.

Debianのソースコードのパッケージは基本の構成として ファイル名が.dscで終る制御ファイルと orig.tar.gzで終る上流パッケージそのままのファイルと diff.gz終るDebian独自のパッチファイルがある.

その三つのファイルがあれば dpkg-source -xコマンドに.dscファイルを指定して実行すれば, ソースを展開してパッチの適用までしてくれる. apt-get sourceはその一連の処理を代行してくれる.

しかし,最近はそれだけではソースコードが見れないような複雑な構成になっているパッケージが 多くなってきている. apt-get sourceで展開したらソースコードが利用できる状態になっているのが本来は望ましい. ソースコードはビルドさえできたらいいってものじゃないでしょ?

2005年3月27日 (日曜日)

12:38:04 # Life ソースパッケージの情報を解析してみようと,とりあえず全部のパッケージを展開してみる. どれくらいのスペースが必要だろうか? 100GBで足りるだろうか? 調査したいのは,パッケージの展開によってどれくらいのパッケージがパッチ未適用の状態になっているのか, そしてその状態からパッチ適用状態に遷移するのにはどれくらいの処理が必要なのか, Debianのソースをすべてその形式に変更するのにはどれくらいの労力がかかるのか. あと,全ファイルを展開するのにどれくらいの時間がかかるのか,ということも知りたいかな. ソースパッケージのバージョン管理についても検討したい. 5分で100パッケージくらいのペースで展開している気がするので,現在存在する8920パッケージを展開するのには14時間で終るはず.

 bzgrep ^Package: Sources.bz2 | sed 's/Package: //'  | xargs -n1 apt-get source
	

とおもい放置していたら,16:33あたりに終了したみたい. 4時間で完了.そこまで時間はかからなかった.

しかし,それからもごもごといじっていたら,USB HDDがお亡くなりになったくさい.

Mar 27 16:42:49 atoron kernel: usb 1-2: USB disconnect, address 3
Mar 27 16:43:19 atoron kernel: usb 1-2: usb_sg_cancel, unlink --> -19
	

全部そのままdpkg-source -x したら,46GBあるみたい. ただ,dsc/orig.tar.gz/diff.gzもあるので,いちがいには言えないかも知れない.

findしてみると出力がでるまで30分かかった...

21:32:00 # Life 2003年1月以来1万枚目の写真. とった写真をためこんでいるディレクトリにあるファイルの数が1万をこえていたので, 1万枚めにとった写真はどれなんだろう,と調べてみた. 最初findの使い方になかなか気づかなかった.もっとうまいやりかたはあるだろうか?

$ find -name *.jpg -printf '%TY%Tm%Td%TH%TM %p\n' | sort | nl |grep 10000
 10000  200409251827 ./ibookg4/photo/20040925/100casio/cimg0034.jpg
	

2005年3月26日 (土曜日)

06:56:25 # Life gonzuiのapt対応パッチに関しては,debian/rules patchがダメだ, というダメだしが出たようで.

patchするターゲットを決めよう,というポリシープロポーザルを去年出したらしいが, その議論はあまり進んでいないらしい. 結局書くしかないかね. make -f debian/rules --print-data-base -nとかすればターゲットの一覧がでてくるのだろうか? patchルールがないなら,unpackを呼び出してみて,どっちもないコードはなにか探してみることにしよう.

ざっくりとした問題規模の把握のために,こんな感じで検索 find -name *.tar.gz | while read A ; do tar tfz $A | grep '\.tar' | sed "s,^,$A: ," ; done

apt-get sourceで作成されたディレクトリ名を知るには,バージョン番号が必要だが, バージョン番号を知るにはdscファイルを見たりすればよいのだが, dscファイルはバージョン番号を含むファイル名. apt-get sourceの出力を解析するのが一番信頼できるのだろうか? apt-get sourceの出力も変更される可能性があると思うので, それに依存するのは嫌だな.

09:36:05 # Life 気づいたら,automakeの新しいバージョンが出ていた. automake1.9. 去年の7月くらい. ecasoundのchangelogを見ていて初めて気づいた. Debianのパッケージはautomake1.9という名前なので自動ではアップグレードされないんだなぁ...

15:12:48 # Life 今日のOSCON2005の出張カーネル読書会で使用した資料をおいておきます. vmstatの'cpu wa'フィールドのなぞに迫るドラマチックな資料となっております. gonzuiの使用例としてどうぞ.

2005年3月25日 (金曜日)

08:20:04 # Life 昨日やっとwhizzytexのアップロードをした. 1.2.2. いろいろと設計が変わっていたので,おいかけるのが面倒. ADVIをよびだすときに,-html Start-Documentというオプションをつけて 呼び出しているのだが,それはDVIのなかに埋め込まれているStart-Documentという アンカーの部分まで飛ぶ,という意味だったようだ. そのオプションがどっかで抜け落ちたために,現在の場所に飛ばない,という重要な問題が 発生していた. その設計がわかったので,WYSIHTMLでもそういう形式にしてしまうかなぁ... ただ,Mozillaはたしかアンカーの部分がいちばん上にきてしまうため, 現在のカーソル位置が常に最上部にあるといういやなエディタになってしまう. 現在の微妙かつファジーな設計がよいのだろうか.

09:11:45 # Life 朝からGONZUIのAPTサポートを眺める. gonzui/apt.rbのextract_packageの処理が微妙に気になる. ここも変更する必要がある気がする. rubyを自由に話せないのでコードを書こうとするとあしかせが多い. 困った.

2005年3月24日 (木曜日)

06:47:46 # Life gonzui の話をききに昨日はFSIJ/SEAセミナーにいってきました. 新しいコード,開発者が盛り上がっているコードは熱いですね. とりあえず便利そうな印象をうけました. 気づいた問題点,今後の改善点について考えてみると

とりあえず,gcc とglibcがapt経由でインポートできなさそうなことに関しては, ad-hocな解決をしてみた.

07:55:53 # Life 適当にビルドしたらなんとかなった.やっとgonzuiが動くようになったので,おおよろこびで gonzui-importしまくってみる.

whizzytexパッケージで試してみたら,とりあえずdpatchのパッチがあたっている状態でインポートされているみたいなので,動いていると思われる.

./autogen.sh
./configure -prefix=/home/dancer/local/gonzui --with-rubydir=/home/dancer/local/gonzui/ruby \
  --with-rubyarchdir=/home/dancer/local/gonzui/ruby \
  --with-rundir=/home/dancer/local/gonzui/run \
  --with-logdir=/home/dancer/local/gonzui/log
make
make install
	

なんだかやたらと遅い,のとなぜだか死んでしまった. 最初はダウンロードかと思っていたが,プログレスバーの表示はインポートだった. /tmpがディスクフルになったか? よくみるとgonzui.tmp-なんたらというディレクトリが複数できていて,フルになっていた. glibcをインポートしなおそうとしてみたが,gonzui-removeは結構時間かかるなぁ... と思ったら,途中でしんでしまった.

$ ./gonzui-import --apt glibc
./langscan/c.rb:43: [BUG] Segmentation fault                   | ETA:  00:35:54
ruby 1.8.2 (2005-03-16) [i386-linux]

アボートしました
	
$ ./gonzui-remove glibc-2.3.2.ds1
./gonzui/util.rb:293:in `assert_non_nil': Gonzui::Util::AssertionFailed (Gonzui::Util::AssertionFailed)
        from ./gonzui/deindexer.rb:40:in `deindex_content'
        from ./gonzui/deindexer.rb:31:in `each'
        from ./gonzui/deindexer.rb:31:in `deindex_content'
        from ./gonzui/deindexer.rb:134:in `remove_indexed_content'
        from ./gonzui/deindexer.rb:147:in `remove_content'
        from ./gonzui/deindexer.rb:158:in `deindex'
        from ./gonzui/updater.rb:50:in `deindex_content_internal'
        from ./gonzui/updater.rb:55:in `deindex_content'
         ... 9 levels...
        from ./gonzui-remove:42:in `do_start'
        from ./gonzui/cmdapp/app.rb:140:in `start'
        from ./gonzui/cmdapp/app.rb:166:in `start'
        from ./gonzui-remove:57
	

気をとり直して,rm -r gonzui.db/してみて再度インポートしなおす.

ついでにDebian dscファイルに対応するパッチもかいてみた。

2005年3月22日 (火曜日)

23:28:19 # Life 今回のDebian勉強会の事前課題を決めてみました. 「sargeがリリースするまでに日本語化しておきたいDebianのここらへん」でいかがでしょうか. 力みなぎる宣言文,珍回答等,お待ちしています.

2005年3月18日 (金曜日)

07:18:23 # Life dpatchのメンテナになってしまった. そうするとarchをつかうはめになりそうなので, archをつかうために,とりあえずmy-idを設定してみる.

tla my-id 'Junichi Uekawa <dancer@netfort.gr.jp>'
	

20:05:52 # Life finland行きのチケットを予約してみた. Air Franceを利用して,フランスについでによってみることにした. 18万くらい.

2005年3月16日 (水曜日)

09:23:22 # Life dshを更新. マシンの一覧が指定した順番に実行されるようにした. 今までは逆順.わたしは個人的には並列実行しかつかっていなかったので, 逆順であることに不都合は感じていなかったが,ユーザリクエストがあったので実装.

2005年3月14日 (月曜日)

23:06:55 # Life 武藤さんの御依頼,ということで,訳してみました. リリースチームの秘密会議の結果報告の日本語訳. 眠い. 翻訳してみたの久しぶりなので,やっつけ,意訳です.

このスレッド,debian-devel@orgははげしくさわいでいますね.

2005年3月13日 (日曜日)

15:03:53 # Life 第2回東京エリアDebian勉強会参加報告. 第2回Debian勉強会は無事に終りました.

感想ありましたら,ブログのURLをメールで御連絡ください,リンクさせてください.

16:09:11 # Life whizzytexの新しいバージョンのパッケージングに絶賛はまり中. whizzytex 1.2.2が起動するところまではパッチをあてた. しかし,編集中にadviが思う頁に移動しない. upstreamはwhizzyedit機能しか使ってないとみた.

adviをstrace -pでトレースしてみる.1.1.3の場合.

--- SIGUSR1 (User defined signal 1) @ 0 (0) ---
rt_sigprocmask(SIG_BLOCK, [USR1], [USR1 PIPE IO], 8) = 0
rt_sigprocmask(SIG_SETMASK, [PIPE IO], NULL, 8) = 0
stat64("_whizzy_200504.wdvi", {st_mode=S_IFREG|0644, st_size=56620, ...}) = 0
open("_whizzy_200504.wdvi", O_RDONLY|O_LARGEFILE) = 4
fcntl64(4, F_SETFD, FD_CLOEXEC)         = 0
_llseek(4, 0, [0], SEEK_CUR)            = 0
_llseek(4, 0, [56620], SEEK_END)        = 0
_llseek(4, 0, [0], SEEK_SET)            = 0
read(4, "\367\2\1\203\222\300\34;\0\0\0\0\3\350\33 TeX output 2"..., 4096) = 4096
_llseek(4, 56619, [56619], SEEK_SET)    = 0
read(4, "\337", 4096)                   = 1
_llseek(4, 56618, [56618], SEEK_SET)    = 0
	

1.2.2の場合

--- SIGUSR1 (User defined signal 1) @ 0 (0) ---
rt_sigprocmask(SIG_BLOCK, [USR1], [USR1 PIPE IO], 8) = 0
rt_sigprocmask(SIG_SETMASK, [PIPE IO], NULL, 8) = 0
stat64("_whizzy_200504.wdvi", {st_mode=S_IFREG|0644, st_size=56624, ...}) = 0
open("_whizzy_200504.wdvi", O_RDONLY|O_LARGEFILE) = 4
fcntl64(4, F_SETFD, FD_CLOEXEC)         = 0
_llseek(4, 0, [0], SEEK_CUR)            = 0
_llseek(4, 0, [56624], SEEK_END)        = 0
_llseek(4, 0, [0], SEEK_SET)            = 0
read(4, "\367\2\1\203\222\300\34;\0\0\0\0\3\350\33 TeX output 2"..., 4096) = 4096
_llseek(4, 56623, [56623], SEEK_SET)    = 0
read(4, "\337", 4096)                   = 1
	

ADVI側では特にかわったことはなく,wdviファイルを読み込んでいるだけのようだ. wdviファイルは ^^A が今カーソルのある場所である,というだけのDVIファイルで, sigusr1を受けるとadviはwdviファイルを読み込むようになっているはず. ctrl-@をうめこめていないのだろうか.

whizzytex.styを見るかぎりでは,1.2.2からwhizzylevelという変数が出て来ている. adviであるか,という判定ではなく,whizzylevelで判定しているみたいだ.

 %% Special effects for advi (static value)
 \newif \ifwhizzy@advi
-\@ifundefined {WhizzyAdvi}
+\@ifundefined {WhizzyLevel}
   {\whizzy@advifalse}
-  {\ifx \WhizzyAdvi1\whizzy@advitrue\fi}
+  {\ifx \WhizzyLevel2\whizzy@advitrue\fi}
	

-adviコマンドを指定するかしないと,デフォルトでは $LEVEL=0. そして,LEVEL=2と指定してあげないと,カレントポインタの場所は指定してくれないのか...

とりあえず深くデバッグするための方法をさぐる. 200504.texというファイルをwhizzytexしているときに,whizzytexコマンドとの通信を実施しているバッファが*200504.tex*という名前で存在している. それは,/usr/lib/whizzytex/whizzytexのループが待ちかまえている部分で, 'info'コマンドをうちこむと現在のシェル変数の一覧が出力される.

        COMMAND=info
        EXT=.tex
        MKSLICE=defaultmkslice
        MKFILE=defaultmkfile
        INITEX=iniptex
        LATEX=platex
        FORMAT=platex
        MULTIPLE=false
        DUPLEX=false
        VIEW=wdvi
        VIEWCOMMAND=advi
        LEVEL=2

        BASENAME=200504.tex
        EXT=.tex
        NAME=200504

        AUTOCOMPILE=true
        AUTORECOMPILE=true

        TRACE=true
        VERSION=1.2.2
	

_whizzy_200504.texを見た限りでは,一応なにかが出ていて,267行目にはきっちりと ctrl-A文字があった.

	  \WhizzyStart{}\WhizzyLinePoint{267}\relax 
	

気が付いたらwhizzy.styという設定ファイルを読み込むように変更になっている.

   \IfFileExists{\WHIZZYCONFIGDIR/whizzy.sty}%
        {\@input {\WHIZZYCONFIGDIR/whizzy.sty}}{}%
   \IfFileExists{\WHIZZYHOME/.whizzytex/whizzy.sty}%
        {\@input {\WHIZZYHOME/.whizzytex/whizzy.sty}}{}%
	

19:41:28 # Life debconf向けの論文の案を書こうとがりがりと書きはじめたが,500 wordsって結構多い... 原稿用紙2-3頁くらいでしょうか. なんかざっくりとabstractをかくつもりでいたら,失敗.

19:51:38 # Life ecasoundの新しいリリースが出ていた. arts用のソースファイルが抜け落ちているので,artsドライバが欠落するが, とりあえず,ecasound2.4.0がうまくビルドできたみたいなので,アップロード.

Comparing ecasound2.2_2.3.5-8_i386.changes and ecasound2.2_2.4.0-1_i386.changes
Files in second .changes but not in first
-----------------------------------------
/usr/include/libecasound/sample-ops_impl.h
	

2005年3月12日 (土曜日)

15:10:18 # Life 気づかないふりをしてきていたが,そろそろDebian名刺がなくなってきた. 前回は去年の今頃に武藤さんに作成いただいた記憶があります. 今年はどうしましょ. 昨年つくったので足りなかったものといえば,自分のウェブページのURLかな. 今年はURLを手書きで追記して渡すことが多かったです.

15:50:40 # Life whizzytex 1.2.2が出ていたのでいじってみたが,動かない. platex関連の設定がうまく反映していないみたいだ,とあたりはついたものの 設定読み込み部分をいじる必要がありそうなので,とりあえず保留.

2005年3月11日 (金曜日)

07:41:40 # Life 今週の日曜日はDebian勉強会です. よろしくお願いします. 日曜日の午前だと油断していたのですが,10名以上参加できるとのことですので, 昼食の場所は予約が必要そうですね.

昨日久しぶりにIRC #debianjpに入ってみたら,たくさん人がいました. 朝早すぎとのおしかりについてはごもっともです. 次回は夜遅すぎですが,よろしくおねがいします.

武藤さんの日記にDebconf5の飛行機の予約をした,というような記述があって, もうしなくちゃいかん時期なのか,とあせり気味.

追記:武藤さん曰くまだ予約していません,とのこと. JTBのウェブで検索してみるとまだ空きはありそうですな. そういえば1月くらいにJTBの人にきいたときには価格は4月くらいにならないと出そろわないよ, と言われたのを思い出しました.

2005年3月10日 (木曜日)

07:55:05 # Life DWNを見た感想.bazaarってまたarchの別実装があるのですか...

2005年3月8日 (火曜日)

07:47:47 # Life planet-jpのRSSで&などがエスケープされずに含まれていた問題を修正した. TMPL_VAR idとなっている部分を TMPL_VAR id ESCAPE="HTML"と変更した. URLというエスケープ方法もあるのだが,それはどうももうちょっと違うような気がする. RSSで,URLの一部にある&を&amp;と置換してしまうのが本当に 正しいのかどうかについては調査していない.

07:53:06 # Life 英仏滞在経験のある人の献血制限については以前から半年くらい以上滞在した人はダメだった記憶 があるのだが,一日とはワイルドですな.

2005年3月5日 (土曜日)

00:20:10 # Life wonderlustの設定でSPAMをSPAM用フォルダに振り分けるためのキーバインドを作る. マニュアルを読んでいないので実はすでに機能がありそうだけど,とりあえず作ってしまう.

試行錯誤とgoogle検索の結果できたものは下記

(defun wl-dancer-move-spam ()
      "refile spam to SPAM folder"
      (interactive)
      (wl-summary-refile 
       "+from/junkmail/miss-SPAM"
       (wl-summary-message-number))
      (wl-summary-next))

(add-hook 'wl-summary-mode-hook
      '(lambda () (progn 
      (local-set-key "k" 'wl-dancer-move-spam))))
	

00:50:10 # Life 新しいlinux kernel のバージョンが出ていたので,ビルド. 今回のバージョンは2.6.11.

 make-kpkg --rootcmd fakeroot kernel-image --revision Custom.1.0.20050305
	

リブートしてみたら,キャプチャーしているTVの音が出ない. alsaのmixerの設定が踏襲されていないようなので,再度設定して,テレビの音が出るようにする.

そういえばここ半年くらいキャプチャしているTV画像を見ていない気がする.

02:11:07 # Life oprofileを使ってプロファイリングしてみる. opcontrolをいじり, opannotate --assembly -t 10 とかしてどこらへんがCPUを利用しているのか調査. うーん,使い方がわからないので,マニュアルを読むか...

15:47:31 # web maintenance リクエストが来たので,planet-jpにたむらさんの日記を追加.

2005年3月4日 (金曜日)

13:04:09 # Life whizzytexの面倒を見てみる. whizzytex 1.2.1をパッケージしようか,とみたら,ドキュメントへのソースが含まれていないので, upstreamにメールを出す.

13:48:19 # Life 最近月に一回くらいの頻度で実施しているpbuilderパッケージメンテ. 気づいたらたまっているファイルされたパッチとかを集めて 新しいパッケージをつくってアップロード.

14:40:35 # Life 情報の世代交替. Debian JP の場合. 匿名でのリアルタイムな話は,IRCから2chへ. 実名での長期的な議論はMLからblogへ,とうつっているような印象をうける. 本当にそうなっているのか,今後どうなっていくのか,ちょっと様子をみてみたい.

2005年3月3日 (木曜日)

10:47:17 # Life 次回デビアン勉強会の開催日が13日土曜日となっていましたが日曜日なので, 13日日曜日に修正しました. 御迷惑をおかけしました.

16:15:47 # Life 目が見えないのですが,ecasoundはコマンドラインから使えますか. mikmodとswh-pluginが使いたいです,という質問をメールでいただいた. mikmodはしらないけど,swh-pluginは使えますよ,という回答をしておいた. ecasoundはコマンドラインですべてが完結するので,目が見えなくても操作可能なはず. ただ初心者には難解なコマンドラインインタフェースだと思うので,そこがハードルには なるでしょう.

18:40:06 # Life planet-jp.debian.netがそれっぽく動いているので,Debian-devel@jpに募集メールを出しました. こっちで力技でRSSを作成したり解析したりするのもよいのですが,RSSください,と正面からまともな 道で依頼するのもよいかと. いまいさんの頁は追加してみました.


Junichi Uekawa

$Id: 200503.html.ja,v 1.73 2005/04/06 02:40:17 dancer Exp $