静かなパソコンの構築 (なんかダメ)

パソコンというのは,自宅に置いていると結構その音が気になるもので す.そこで, 静かなパソコンの構築方法に付いて研究しようと思ってました. けど,興味が失せたので,どうしようかなぁ...

静音PCを作成する動機というのはおそ らく以下のどれかなのではないでしょうか

実装

先日(2001年当時),構築したマシン(Athlonを搭載)は,とりあえず,うるさいです. それで,どう にかしようとまず,設置面にゴムを付けてみました. すると,今まで「ゴー」という音をしていたのが,「スー」という音に なり,圧迫感が削減されました.

手で押えてみて音が変わるところというのは,何かと共鳴しているわけなので, そこの固有振動数を変化させると,共鳴は変わるはずです. ということで,本体の横など,おさえてみて音が変わる部分があれば, ゴム板等を張ってみる事は無駄では無いはずです. で,どっかの人は,ゴムよりアクリル板を張った方が良いという話をしていましたが, こまかい違いだと思います.

ファンの設置に関しての現実的な問題としては,ファンの数を減らす, 回転数を減らす,静かなファンに取り換える,ファンに油をさしてみる, 等の解も考えられます.

あとは,物理的に,本体から利用者を隔離できたら言う事は無いはずです. 防音の壁を作成できたら,それで十分のような気がします.というか,そ こまでできるのだろうか. 前においてあるよりも,右の斜め後ろ,左の斜め後ろ,などの自分の 死角においておくほうが静かな気がします.

で,何だかんだと考えてみましたが,結局このAthlonマシンは雑多な大 学の研究室に 移動しました.すると,全然音が気にならなくなりました.いろんな要 因があると思いますが,結論としては,部屋が静かなら音が気になるけ ど,うるさい部屋では全然気にならないと言う事です.(2001年当時) ということを書いていましたが,結局自宅にもどってきたので,またいじり始めました.(2003年)

HDDの音について

ファンの音についていろいろ考えてみましたが,実際問題として, ファンの音の次に気になるのは(多分)HDDの回転音です. 今回,SOTEC製マシンのHDDをもともとついていたMAXTORの6GBのHDD から40GBのFUJITSU製のHDDに取り換えてみました. すると,劇的に音量が減りました.

MaxtorのHDDからBarracudaに交換した際も大幅に静かになりました.

HDDを買う時にはHDDの音量というものは書いていないので, 難しい要素です.で,ソフトウェア的に音量を下げる方法に付いて 考えてみます.

Linuxでは,よく知られているhdparmという命令で HDDの設定を行います.このコマンドで設定できる項目に, -Sというオプションで設定できるものがあります. このオプションは,ある一定時間アクセスが無かったら, HDDの回転を止める,というものです.

これで止めると,本当に静かになります.実は,パソコンで生成されて いる回転音の大部分はHDDが占めていることもあるのです. 僕のAthlonマシンはあきらかにファンの数が多すぎるのですが, SOTECマシンは,HDDの方がうるさいです.

HDDがしずかになると,圧迫感が全然違います.

で,hdparm -Sですが,オプションの数字に結構くせが あり,謎の多いオプションです. で,実際に運用すると分かるのですが,Linuxのシステムでは, cronあたりが一分に一度くらいHDDに書き込みにいくので, そのせいで毎回HDDが回転し始めてしまいます. とめて回転を始めるという動作はHDDのプラッタにはあまり 良くない気がします. それを毎分しているのは,かなりよくないのでしょう.

それを解決するプログラムがあります. キャッシュのフラッシュを しないように強制するものです. これを使うと,キャッシュにデータが溜っても, メモリの限界までフラッシュしないというものです. これは,キャッシュの事が分かっている人にとっては, 「危険」な行為であることがすぐに分かると思いますが, 音のためにはそんな事は気にしないのが,静音パソコン 人間です.

で,そのプログラムとはnoflushdです. これを利用すると,HDDへのアクセス量が極端に減るはずです.

リンクとか


Junichi Uekawa

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